*13:25JST エレマテック Research Memo(5):2024年3月期第2四半期の営業利益は過去2番目の高水準
■エレマテック<2715>の業績の動向
● 2024年3月期第2四半期決算概要
(1) 損益状況
2024年3月期第2四半期の業績は、売上高102,135百万円(前年同期比17.1%減)、営業利益4,556百万円(同31.3%減)、経常利益4,203百万円(同31.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,060百万円(同26.5%減)となった。
マーケット別では、Automotiveは増収となったが、Digital ElectronicsとBroad Marketは減収となった。地域別では、自動車向けが堅調であった欧米は増収となったが、日本を含めたそれ以外の地域は減収となった。
売上総利益率は前年同期比0.7pt改善し12.1%となった。在庫の評価損130百万円を計上したが、円安や製品構成の変化によって原価率は改善した。しかし減収により売上総利益は同11.7%減となった。販管費は、同5.9%増の7,784百万円となったが、主に昇給、昇格等による人件費の増加70百万円、減収に伴う荷造運賃の減少196百万円、貸倒引当金310百万円を含むその他費用の増加558百万円による。また同社は輸出型の商社であることから、業績は為替レートの影響(円高マイナス、円安プラス)を受ける。同社によれば、1円の変動で売上高は約1,300百万円、経常利益は約70百万円の影響を受けるという。2024年3月期第2四半期の対米ドル平均レートは、141.06円(前年同期は134.03円)であった。
前年同期が好決算であったことから、営業利益は前年同期比で減益となったが、第2四半期としては過去2番目に高い水準であり、必ずしも悲観する結果ではなかったと言える。下図からも明らかなように、2020年3月期第2四半期に比べれば約2.0倍の水準であり、中長期で見た営業利益推移は依然として上昇トレンドにあると言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<AS>
● 2024年3月期第2四半期決算概要
(1) 損益状況
2024年3月期第2四半期の業績は、売上高102,135百万円(前年同期比17.1%減)、営業利益4,556百万円(同31.3%減)、経常利益4,203百万円(同31.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,060百万円(同26.5%減)となった。
マーケット別では、Automotiveは増収となったが、Digital ElectronicsとBroad Marketは減収となった。地域別では、自動車向けが堅調であった欧米は増収となったが、日本を含めたそれ以外の地域は減収となった。
売上総利益率は前年同期比0.7pt改善し12.1%となった。在庫の評価損130百万円を計上したが、円安や製品構成の変化によって原価率は改善した。しかし減収により売上総利益は同11.7%減となった。販管費は、同5.9%増の7,784百万円となったが、主に昇給、昇格等による人件費の増加70百万円、減収に伴う荷造運賃の減少196百万円、貸倒引当金310百万円を含むその他費用の増加558百万円による。また同社は輸出型の商社であることから、業績は為替レートの影響(円高マイナス、円安プラス)を受ける。同社によれば、1円の変動で売上高は約1,300百万円、経常利益は約70百万円の影響を受けるという。2024年3月期第2四半期の対米ドル平均レートは、141.06円(前年同期は134.03円)であった。
前年同期が好決算であったことから、営業利益は前年同期比で減益となったが、第2四半期としては過去2番目に高い水準であり、必ずしも悲観する結果ではなかったと言える。下図からも明らかなように、2020年3月期第2四半期に比べれば約2.0倍の水準であり、中長期で見た営業利益推移は依然として上昇トレンドにあると言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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