ポンドドル、リバウンド相場をしっかりと維持 英住宅市場低迷で伸び悩むマネーサプライ=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/11/30 03:51
 きょうのポンドドルは伸び悩む動きも見せていたものの、NY時間に入って買戻しも見られており、1.27ドル台で推移している。リバウンド相場はしっかりと維持されているが、RSIは買われ過ぎの水準である70を超えており、過熱感は否めない状況ではある。

 きょうは英マネーサプライが発表になっていたが、住宅市場の低迷が続いていることから10月も4カ月連続で前年比マイナスとなっていた。10月に家計が返済した住宅ローン残高は約1億ポンドと2010年代後半の月平均36億ポンドには程遠い。

 一方、住宅ローン貸付は低調だったにもかかわらず、10月の家計の流動資産保有額は通常よりも増加していた。このことは、家計がまだ貯蓄を選択していることを示唆している。家計の貯蓄率が来年も例年より高水準で推移する可能性も示されているが、これ以上上昇することはないとも見られているようだ。

GBP/USD 1.2711 GBP/JPY 187.07 EUR/GBP 0.8639

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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