*15:37JST ホットリンク Research Memo(7):2023年12月期第2四半期は各事業が堅調。売上高は過去最高を更新(3)
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
ホットリンク<3680>の2023年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比240百万円増加の8,711百万円となった。流動資産は、前期末比169百万円減少の4,140百万円となった。主な変動要因を見ると、現金及び現金同等物が106百万円増加、未収入金の増加などによりその他の流動資産が23百万円増加した。一方、未収法人所得税が283百万円減少、営業債権及びその他の債権が15百万円減少した。非流動資産は、前期末比409百万円増加の4,571百万円となった。主な変動要因を見ると、使用権資産が35百万円減少した。一方、事業譲受に伴いのれんが255百万円増加、ソフトウェアなどのその他の無形資産が48百万円増加、その他の金融資産が22百万円増加した。なおWeb3関連事業における海外投資ファンドを通じた投資分は、非流動資産に含まれている。
負債合計は前期末比68百万円減少の2,455百万円となった。流動負債は、前期末比20百万円増加の913百万円となった。主な変動要因を見ると、その他の流動負債が81百万円減少した。一方、未払法人所得税が41百万円増加、未払金の増加などにより営業債務及びその他の債務が31百万円増加、リース負債が22百万円増加した。非流動負債は、前期末比88百万円減少の1,542百万円となった。主な変動要因を見ると、繰延税金負債が15百万円増加、長期未払金の増加などによりその他の非流動負債が7百万円増加した。一方、借入金が60百万円減少、リース負債が50百万円減少した。
資本合計は、前期末比308百万円増加の6,255百万円となった。主な変動要因を見ると、利益剰余金が148百万円増加、海外子会社の財務諸表の為替換算調整等によるその他の資本の構成要素が137百万円増加したことによる。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す親会社所有者帰属持分比率は前期末の70.2%から71.8%へと上昇し、改善が見られた。また、有利子負債比率は14.8%から13.2%へと下降した。クロスバウンド事業の売却による増益を背景に資本合計が大幅に増加したため、財務体質はより強固となった。良好な財務体質を活用したM&Aや新規事業立ち上げについても引き続き検討する方針だ。同社は収益性が向上するなかで利益の積み上げが今後期待できるため、当面の財務的懸念は薄いと弊社は考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
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3. 財務状況と経営指標
ホットリンク<3680>の2023年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比240百万円増加の8,711百万円となった。流動資産は、前期末比169百万円減少の4,140百万円となった。主な変動要因を見ると、現金及び現金同等物が106百万円増加、未収入金の増加などによりその他の流動資産が23百万円増加した。一方、未収法人所得税が283百万円減少、営業債権及びその他の債権が15百万円減少した。非流動資産は、前期末比409百万円増加の4,571百万円となった。主な変動要因を見ると、使用権資産が35百万円減少した。一方、事業譲受に伴いのれんが255百万円増加、ソフトウェアなどのその他の無形資産が48百万円増加、その他の金融資産が22百万円増加した。なおWeb3関連事業における海外投資ファンドを通じた投資分は、非流動資産に含まれている。
負債合計は前期末比68百万円減少の2,455百万円となった。流動負債は、前期末比20百万円増加の913百万円となった。主な変動要因を見ると、その他の流動負債が81百万円減少した。一方、未払法人所得税が41百万円増加、未払金の増加などにより営業債務及びその他の債務が31百万円増加、リース負債が22百万円増加した。非流動負債は、前期末比88百万円減少の1,542百万円となった。主な変動要因を見ると、繰延税金負債が15百万円増加、長期未払金の増加などによりその他の非流動負債が7百万円増加した。一方、借入金が60百万円減少、リース負債が50百万円減少した。
資本合計は、前期末比308百万円増加の6,255百万円となった。主な変動要因を見ると、利益剰余金が148百万円増加、海外子会社の財務諸表の為替換算調整等によるその他の資本の構成要素が137百万円増加したことによる。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す親会社所有者帰属持分比率は前期末の70.2%から71.8%へと上昇し、改善が見られた。また、有利子負債比率は14.8%から13.2%へと下降した。クロスバウンド事業の売却による増益を背景に資本合計が大幅に増加したため、財務体質はより強固となった。良好な財務体質を活用したM&Aや新規事業立ち上げについても引き続き検討する方針だ。同社は収益性が向上するなかで利益の積み上げが今後期待できるため、当面の財務的懸念は薄いと弊社は考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
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