サクサ、今期経常を一転13%増益に上方修正、配当も35円増額

配信元:株探
投稿:2023/11/10 15:30
 サクサホールディングス <6675> [東証S] が11月10日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比11倍の22億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の18億円→27億円(前期は23.8億円)に50.0%上方修正し、一転して13.2%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比77.2%減の4.9億円に大きく落ち込む計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の60円→95円(前期は35円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.0%→8.5%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  通期連結業績につきましては、2024年3月期第2四半期連結累計期間の業績が、通期連結業績の前回予想(2023年5月12日)に対し、売上高進捗率は56.2%、各利益も予想を既に上回る状況ではありますが、以下の内容を加味したうえで、売上高、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益について修正 しております。 売上高につきましては、当第2四半期連結累計期間におけるボタン電話装置については、販売パートナーの在庫状況によって、需給バランスの調整局面に入る見通しであることに加え、同期間のアミューズメント市場向け新カードユニットの入替需要が高水準で推移したものの、下期は平準化するとの見通しを立てております。 また、利益面につきましては、二次流通業者からの部品調達は減少基調ではありますが、メーカ代理店からの部品調達価格の上昇が継続していること、外国為替相場における急激な円安による為替影響などを勘案して、見通しを立てております。

  当企業グループは、株主へ の利益還元を重要な経営課題のひとつとして位置付けるとともに、既存事業の経営基盤と収益力の強化を図りつつ、成長分野や新規事業に積極投資することにより企業価値の向上を実現することを基本方針としております。 利益配分にあたっては、企業価値向上に必要な投資に備えるための内部留保を確保しながら、良好な財務体質の維持と適正な株主還元を図ってまいります。 2024年3月期の期末配当につきましては、前回予想では、親会社株主に帰属する当期純利益を1,100百万円と予想し、安定的かつ継続的な配当を考慮した中、1株当たりの配当金を60円で予想しておりましたが、今般、第2項記載の2024年3月期通期連結業績予想の修正で予想した親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回ります(1,800百万円)ので、1株当たりの配当金を35円増額し95円に修正するものであります。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、   実際の業績は、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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