東インキ、上期経常を81%上方修正

配信元:株探
投稿:2023/11/01 15:00
 東京インキ <4635> [東証S] が11月1日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2.7億円→4.9億円(前年同期は1.4億円)に81.5%上方修正し、増益率が83.7%増→3.3倍に拡大する見通しとなった。
 なお、通期の経常利益は従来予想の11.3億円(前期は47.8億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上高につきまして、インキ事業は、主力であるオフセットインキは商業印刷の需要回復や製品販売価格改定が一定程度進捗したこと等により当初見込どおり推移したものの、グラビアインキは物価高に伴う消費意欲低下の影響等により減少、インクジェットインクは当初見込の欧米向け受託製品需要が低迷したことによる減少等により当初予想を下回る見込みです。化成品事業は、自動車関連マスターバッチは回復しているものの、包装材、容器用マスターバッチが、物価高に伴う消費意欲の低下等の影響により当初予想を下回る見込みです。加工品事業は水処理用資材の輸出需要が堅調に推移し増加したものの、農業資材が国内農業の市場縮小による需要低迷により減少し、当初予想を下回る見込みです。全体としましては、前回発表予想を下回る見込みであります。 営業利益につきまして、インキ事業の主力であるオフセットインキは、製品販売価格改定が一定程度進捗したこと等により増加、化成品事業は、売上高と同様に自動車関連マスターバッチは回復しているものの、包装材、容器用マスターバッチが、物価高に伴う消費意欲の低下等の影響により減少、加工品事業は、土木資材が防災・減災用途製品が好調に推移したこと等により増加しており、全体として、前回発表予想を上回る見込みです。 また、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益は、営業利益の増加に加え一層の円安進行による為替差益等により前回発表予想を上回る見込であります。 なお、2024年3月期通期連結業績予想につきましては、市場動向等が不透明なため前回発表予想を変更しておりません。修正が必要な事象が生じた場合には速やかに公表いたします。(注)本資料に記載されている業績予想につきましては、当社グループが現時点において入手可能な情報に基づき作成した   ものであり、実際の業績等は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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