フジッコ、上期経常を一転18％増益に上方修正

　フジッコ <2908> [東証Ｐ] が10月23日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の6.5億円→8.3億円(前年同期は7億円)に27.7％上方修正し、一転して17.7％増益見通しとなった。
　なお、通期の経常利益は従来予想の20.5億円(前期は15.5億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、2023年３月に複数の製品について価格改定を実施しましたが、製品値上げ後も極端な買い控えがなく販売を維持できていることから、2023年７月28日に「業績予想の修正に関するお知らせ」（上方修正）を公表しました。その後の経過として、主力の佃煮製品が予想を上回って推移しており、今回、追加の修正をするに至りました。佃煮製品の好調は、全国の主要都市でブランド価値を訴求するTVCMを放映したことや、COOKPAD（クックパッド）と共同開発したレシピをパッケージ訴求し需要創造に取り組んだ結果と分析しております。第３四半期以降もブランド価値の高い佃煮の好調を維持し利益を確保してまいりますが、原材料価格の上昇が想定を上回り、コストアップとなるため、これらが相殺され通期の業績予想は前回（2023年７月28日時点）予想の通り見込んでおります。（注）上記の業績予想につきましては、現時点における入手可能な情報に基づいて算出しておりますが、今後の様々な要因により業績予想とは異なる結果となる可能性があります。