中京医薬、今期最終を一転赤字に下方修正

　中京医薬品 <4558> [東証Ｓ] が10月12日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期の最終損益(非連結)を従来予想の3300万円の黒字→5400万円の赤字(前期は1400万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　なお、4-9月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期通期の業績予想につきまして、除菌消臭関連商品の「エアーマスク」シリーズにおいて、新型コロナウイルス感染症等もあり需要が高まりましたが、５類感染症の移行等により予防意識の変化が起こりました。さらに他社の類似商品が、消費者庁より「景品表示法」の措置命令に伴う課徴金納付命令を受けたこともあり、一般市場における需要が想定以上に落ち込むこととなりました。当社としましては、このような環境変化などにより、一般市場の需要回復が困難であると判断し、「エアーマスク」シリーズの関連商品、資材、及び製造の備品等の評価を見直すことを決定し、それに伴い特別損失として115百万円が発生する見込みとなりました。　その結果、当期純利益は33百万円から当期純損失54百万円となる見込みであります。