◆ “利回り低下→ドル売り”進行も、昨日は“円売り”も… - 149円台
米10年債利回りが“低下(→4.54%)”する中、昨日は“ドル売り”が進行しました。
FRB要人発言は昨日も“ハト派寄り”が多く、「米年内追加利上げ」の思惑が後退したからです。
一方で「日米金利格差」への思惑も、根強いものがあります。
このため昨日は“円売り”も同時進行しており、却ってドル円は“149円台(高値は149.317円)”へと押し上げられていきました。
なお注目の米PPIは“予想を上回った(前年比+2.2%/コア前年比+2.3%)”ものの、これを背景にした“ドル買い”が盛り上がることはありませんでした。
◆ 「米CPI待ち」のムードは否めない…?
こうしてマーケットは、本日21:30に予定される「米CPI待ち」へと移行しています。
FRB関係者からは「米年内追加利上げは不要」との発言が相次いでおり、前回FOMC時の「年内あと1回利上げ」というコンセンサスからは大きく後退しています。
ただし米CPIが“強め”ともなれば、こうした思惑は“一気に巻き戻される”ことにもなりかねないのが実状といえます。
そして“結果次第”となるだけに、ここからの新たなポジション形成は発表までは“手控えられやすい”…?
引き続き「米10年債利回り動向」には注目が集まるところですが、本日に関しては“膠着(小幅の揺れ動き)”を想定しておくべきかもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
151.000(大台)
150.151(10/3高値《年初来高値》、+2σ)
150.414(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:150.000(大台)
上値4:149.866(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:149.527(10/6高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:149.410(+1σ)
上値1:149.317(10/11高値)
前営業日終値:149.185
下値1:149.000(大台)
下値2:148.766(日足・一目均衡表転換線、20日移動平均線)
下値3:148.636(ピボット1stサポート)
下値4:148.428(10/11安値)
下値5:148.248(10/5安値)
148.163(10/10安値)
148.023(日足・一目均衡表基準線、-1σ、大台、ピボット2ndサポート)
147.747(ピボットローブレイクアウト)
147.321(9/21安値、10/3安値、-2σ、週足・一目均衡表転換線、9/1~10/3の50%押し水準)
147.001(9/13-14安値、50日移動平均線、大台)
《10:55》
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