午後:債券サマリー 先物は続伸、5年債入札は無難通過 長期金利は一時0.765%に低下
11日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸した。前日の米国市場で長期債相場が上昇(長期金利は低下)したことが支えとなった。財務省が実施した5年債入札の結果が無難と受け止められたことも、債券需給に対する警戒感を和らげた。
10日の米国債券市場はコロンバス・デーの祝日に伴う連休明けの取引となったが、中東情勢が緊迫化するなかにあって、安全資産と位置付けられる国債への買い需要が高まった。米連邦準備制度理事会(FRB)高官によるハト派的な発言が相次いだことも、債券選好の流れを強め、米長期金利は4.6%台に低下するなど、直近の急ピッチな金利上昇に一服感が出た。
日本の財務省が実施した5年債入札は、応札倍率が前回入札から低下したものの、4倍台を維持したほか、小さければ好調とみなされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は前回と同じ2銭となった。投資家からの一定の需給を集めたとの見方が広がり、後場に先物は一時145円28銭まで上昇する場面があった。
先物12月限は前営業日比9銭高の145円24銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.005%低い0.770%で推移。一時、0.765%まで低下する場面があった。
出所:MINKABU PRESS
10日の米国債券市場はコロンバス・デーの祝日に伴う連休明けの取引となったが、中東情勢が緊迫化するなかにあって、安全資産と位置付けられる国債への買い需要が高まった。米連邦準備制度理事会(FRB)高官によるハト派的な発言が相次いだことも、債券選好の流れを強め、米長期金利は4.6%台に低下するなど、直近の急ピッチな金利上昇に一服感が出た。
日本の財務省が実施した5年債入札は、応札倍率が前回入札から低下したものの、4倍台を維持したほか、小さければ好調とみなされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は前回と同じ2銭となった。投資家からの一定の需給を集めたとの見方が広がり、後場に先物は一時145円28銭まで上昇する場面があった。
先物12月限は前営業日比9銭高の145円24銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.005%低い0.770%で推移。一時、0.765%まで低下する場面があった。
出所:MINKABU PRESS
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