ホクシン、今期経常を52％下方修正

　ホクシン <7897> [東証Ｓ] が9月29日大引け後(16:30)に業績修正を発表。24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億1000万円→1億円(前期は4億8900万円)に52.4％下方修正し、減益率が57.1％減→79.6％減に拡大する見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の経常損益も従来予想の1000万円の赤字→3000万円の赤字(前年同期は4億7700万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　また、期末一括配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期第２四半期累計期間の業績予想につきましては、新設住宅着工戸数の伸び悩みにより、建材用途や構造用ＭＤＦを始めとする当社製品の販売量が予想以上に低迷したことで、４月28日にてご報告しておりました前回発表予測より売上高が減少する見込みです。また、営業利益、経常利益、四半期純利益につきましても、エネルギー費及び原材料費の高騰が前年に比べ落ちついてきてはいるものの高止まりの状況にあり、加えて販売量低迷による製品在庫の増大を防ぐ目的で生産調整を行ったため、製造原価が上昇し、減益となる見込みであります。また、通期業績予想につきましては、下期は回復の兆しが見えるものの上期の業績予想数値を補えるほどではなく、減収減益となる見込みであります。　通期配当につきましては、当社の配当方針に則り実施予定ではありますが、新設住宅着工戸数の増減、エネルギー費の動向等、販売及び生産を取り巻く状況が依然不透明であることから、未定とさせていただきます。（注意事項）　上記の予想数値は、本資料の発表時現在において、入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。