*12:27JST rakumo Research Memo(7):主力のSaaSサービス売上高は前期比16.9%増と高成長が続く見通し
■今後の見通し
1. 2023年12月期の業績見通し
rakumo<4060>の2023年12月期の連結業績は、売上高が前期比13.7%増の1,246百万円、営業利益が同25.6%増の291百万円を見込む(期初計画から変更なし)。クラウド市場の高成長が続くことが外部環境上の追い風となるほか、同社では新規クライアント開拓のための各種販売施策実施、新規プロダクトのローンチなど独自の販売拡大に向けた取り組みも進める方針である。既に2020年12月期より利益創出フェーズにも入っており、SaaSというストック型のビジネスモデルを活かして今後は中長期的にも安定した売上および利益成長が見込めるだろう。時期や料金設定については未定ながら、同社では2023年12月期中にHR系プロダクトのローンチを目指しており、今後の中長期的な事業領域の拡大という観点からも注目すべき動きである。上期までの業績高進捗や想定以上の利益率改善、さらには期初計画には織り込まれていない7月に買収したアイヴィジョンの業績寄与が下期に期待されることなどを踏まえると、期初計画を大きく上回って着地する可能性が高まっていると評価できるだろう。
2023年12月期は売上増加に向けて販売パートナーとの戦略的パートナリングに注力すると同時に、アップセル・クロスセルにも力を入れ、更にはHR系プロダクトの新規ローンチ、M&Aを含めた各種業務提携に注力する方針を打ち出している。同社を取り巻く業界環境としても、Google Workspace及びSalesforce市場は引き続き高成長を続けていることに加え、既存マーケットの開拓余地も十分に残されている状況である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
<SO>
1. 2023年12月期の業績見通し
rakumo<4060>の2023年12月期の連結業績は、売上高が前期比13.7%増の1,246百万円、営業利益が同25.6%増の291百万円を見込む(期初計画から変更なし)。クラウド市場の高成長が続くことが外部環境上の追い風となるほか、同社では新規クライアント開拓のための各種販売施策実施、新規プロダクトのローンチなど独自の販売拡大に向けた取り組みも進める方針である。既に2020年12月期より利益創出フェーズにも入っており、SaaSというストック型のビジネスモデルを活かして今後は中長期的にも安定した売上および利益成長が見込めるだろう。時期や料金設定については未定ながら、同社では2023年12月期中にHR系プロダクトのローンチを目指しており、今後の中長期的な事業領域の拡大という観点からも注目すべき動きである。上期までの業績高進捗や想定以上の利益率改善、さらには期初計画には織り込まれていない7月に買収したアイヴィジョンの業績寄与が下期に期待されることなどを踏まえると、期初計画を大きく上回って着地する可能性が高まっていると評価できるだろう。
2023年12月期は売上増加に向けて販売パートナーとの戦略的パートナリングに注力すると同時に、アップセル・クロスセルにも力を入れ、更にはHR系プロダクトの新規ローンチ、M&Aを含めた各種業務提携に注力する方針を打ち出している。同社を取り巻く業界環境としても、Google Workspace及びSalesforce市場は引き続き高成長を続けていることに加え、既存マーケットの開拓余地も十分に残されている状況である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
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