リソルホールディングス---1Q減収なるも、運営事業の収益は大幅に改善

配信元:フィスコ
投稿:2023/08/07 10:48
*10:48JST リソルホールディングス---1Q減収なるも、運営事業の収益は大幅に改善 リソルホールディングス<5261>は4日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.1%減の65.79億円、営業利益が同39.4%減の8.30億円、経常利益が同40.5%減の7.95億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.1%減の6.71億円となった。

ホテル運営事業では、欧米・アジアなどの国別インバウンド施策の実施や、女性客・観光客に選ばれる“ツーリストホテル”への転換を目指したサービス・品質の向上を図り、業績は順調に推移した。同時に、“ホテルリソル”の新たなコンセプトとして「物語のあるホテル」を掲げ、「Design」(1つ1つのホテルデザインコンセプト)、「Eatwell Breakfast」(管理栄養士監修の健康的でおいしい朝食)、「Relaxation」(ホテル本来の目的である“くつろぎ”を提供)の3つを強みとしたブランディングの推進を図った。また、中長期滞在に対応した新たなシリーズとして、2023年4月1日に「ホテルリソルステイ秋葉原」を開業し、欧米系のインバウンド観光客から好評を博し順調な稼働で推移した。

ゴルフ運営事業では、新規の4ゴルフ場(関西CC、三木よかわCC、望月リソルGC、有田リソルGC)が加わった効果により、全体では入場者・客単価ともに前年を上回った。さらに、ゴルフ会員権販売についても好調に推移した。また、ゴルフコースに隣接した眺望抜群のヴィラでプライベート空間と開放感が同時に楽しめる“フェアウェイフロントヴィラ”事業において、新たに施設利用権型リゾートクラブの販売準備を進めたほか、グループコースにおける新たなヴィラ建設計画を進めた。

リソルの森(CCRC)事業では、リゾートエリアに滞在しながらゴルフを愉しむ「ゴルフ&ステイ」の利用は、インバウンドツアーの増加もあり、好調に推移した。また、宿泊者が滞在期間中にスポーツ施設や敷地内アクティビティを無料で利用できるサービス(インクルーシブエクスペリエンス)により、リピート客が増加した。また、チームビルディングを活用した企業の研修利用など、団体の利用が好調となった。さらに、フォレストアドベンチャー「ターザニア」において、未就学児も楽しめる「新キッズコース」の新設準備や、プライベートバーベキュー・専用ドッグランなどを備えた新たな「ペットヴィラ」の建設計画などを進めた。

福利厚生事業では、新規顧客開拓を図るための外部提携を強化したことで、新規受注活動が順調に推移した。また、新たなメニュー提供の武器となる「プラスユアチョイス」や旅行会社とのコラボ商品の開発・販売に注力した。

再生エネルギー事業では、福島石川太陽光第四設備の送電線増強工事に着手した。また、グループゴルフ場において新たなソーラーカーポート建設や太陽光発電設備事業用地の検討を図った。

投資再生事業では、「福島石川太陽光第三設備」の土地売却を実施した。また、新規ゴルフ場取得準備を着実に進めた。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.5%増の235.00億円、営業利益が同331.8%増の14.00億円、経常利益が同538.6%増の12.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.7%増の8.00億円とする期初計画を据え置いている。

<SO>
配信元: フィスコ

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