データHR、非開示だった前期最終は赤字拡大、未定だった配当は無配転落

配信元:株探
投稿:2023/07/26 15:00
 データホライゾン <3628> [東証G] が7月26日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった23年6月期の業績予想は連結最終損益が6.6億円の赤字(前の期は4.1億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しと発表した。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前の期は6.67円)とし、7期ぶりに無配転落する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  データヘルス事業において引き続き新型コロナウイルスの影響に注意を要すること、データ利活用の立ち上がりやDeSCヘルスケア株式会社(以後DeSC)を含むグループシナジーの形成については売上・費用ともに合理的な算出が難しいことなどから、連結での営業赤字が見込まれる旨の開示にとどまり、連結業績予想数値の開示については見合わせておりましたが、業績が見通せる状況となりましたので、上記のとおり連結通期業績予想を公表いたします。 当社は、2022年10月にDeSCをグループに迎え、新たな体制で、データヘルス事業の安定的な成長を図りつつ、データ利活用事業を立ち上げました。  売上高はDeSCを連結したため前期に比べ14億20百万円増加し、44億10百万円となる見通しです。このうち、利活用事業による増加は、7億52百万円となる見通しです。 一方で売上原価、販売費及び一般管理費は、投資フェーズにあるDeSCを連結したことで売上高以上に増加し、DeSC取得によるのれんの償却費1億93百万円やDeSCの子会社化にかかる費用などもあり、営業損失は4億98百万円(前期は3億15百万円の営業損失)となる見通しです。 営業外損益では、第三者割当増資ならびに公開買付等に係るコンサル報酬等の支払手数料1億27百万円の発生があり、経常損失は5億99百万円(前期は3億79百万円の経常損失)となる見通しです。 なお、来期の黒字化に向けて、データヘルスの2023年度事業の受注とデータ利活用の提案は順調に推移しております。

  当期の業績と配当方針を勘案し、期末配当につきましては、無配とさせていただきます。(注) 本資料に記載の予想数値は、発表日現在入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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