米外為市場サマリー:米雇用指標の悪化を受け一時138円80銭台に軟化

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/06/09 07:45
米外為市場サマリー:米雇用指標の悪化を受け一時138円80銭台に軟化  8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=138円92銭前後と前日に比べ1円20銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=149円80銭前後と同10銭強のユーロ安・円高だった。
 
 この日に米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が26万1000件(市場予想は23万5000件程度)となり、2021年10月下旬以来の高水準となったことでリセッション(景気後退)のリスクが意識された。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測が後退するなか、米長期金利が低下するとともに日米金利差の縮小からドル売り・円買いが流入し、ドル円相場は一時138円81銭まで軟化した。その後はやや下げ渋る動きとなったが、13~14日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて積極的には動くにくく戻りは鈍かった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0782ドル前後と前日に比べて0.0080ドル強のユーロ高・ドル安だった。




出所:MINKABU PRESS
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