*10:35JST オンコリスバイオファーマ---テロメライシンとペムブロリズマブ併用Phase2試験の結果報告
オンコリスバイオファーマ<4588>は6日、コーネル大学において進めている、胃がん及び胃食道接合部がん(G/GEJ)を対象としたテロメライシンと抗PD-1抗体ペムブロリズマブを併用したPhase2試験の最新の結果を発表。
テロメライシン(OBP-301)とペムブロリズマブを投与した対象患者16例中3例で、臨床効果が確認され、次の臨床試験ステージへと進む条件を達成した。3例のうち1例目は、脳転移のある患者で、G/GEJの完全奏効を達成、3年経過した現在も病勢は進んでいない。2例目は部分奏効が確認され、原発巣の切除を実施しており、20ヶ月経過した現在も同様に病勢は進行していない。3例目の患者についても、15ヶ月目の部分奏効が確認されている。また、G/GEJの完全奏効が確認された脳転移のある患者については、ペムブロリズマブ単剤療法を継続し、転移病変の退縮が確認された。このことからテロメライシンは、免疫療法に難治性を呈する患者に対し、がん免疫を増強させた可能性が示唆された。
同社は、今後、難治性の胃がん及び胃食道接合部がんを対象としたテロメライシンと免疫チェックポイント阻害剤の Phase2試験を2023年後半に開始する計画。なお現在、同社は免疫チェックポイント阻害剤を販売する海外製薬会社とテロメライシンの共同開発体制の構築に向けた協議を進めている。
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テロメライシン(OBP-301)とペムブロリズマブを投与した対象患者16例中3例で、臨床効果が確認され、次の臨床試験ステージへと進む条件を達成した。3例のうち1例目は、脳転移のある患者で、G/GEJの完全奏効を達成、3年経過した現在も病勢は進んでいない。2例目は部分奏効が確認され、原発巣の切除を実施しており、20ヶ月経過した現在も同様に病勢は進行していない。3例目の患者についても、15ヶ月目の部分奏効が確認されている。また、G/GEJの完全奏効が確認された脳転移のある患者については、ペムブロリズマブ単剤療法を継続し、転移病変の退縮が確認された。このことからテロメライシンは、免疫療法に難治性を呈する患者に対し、がん免疫を増強させた可能性が示唆された。
同社は、今後、難治性の胃がん及び胃食道接合部がんを対象としたテロメライシンと免疫チェックポイント阻害剤の Phase2試験を2023年後半に開始する計画。なお現在、同社は免疫チェックポイント阻害剤を販売する海外製薬会社とテロメライシンの共同開発体制の構築に向けた協議を進めている。
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