前週末12日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2023/05/15 05:30

オイレス <6282>  1,846円 (+120円、+7.0%)

 オイレス工業 <6282> [東証P]が3日ぶりに急反発。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年3月期の連結経常利益は前の期比12.0%減の57.3億円になったが、24年3月期は前期比10.8%増の63.5億円に伸びる見通しとなったことで好感されたようだ。これで3期連続の増収になる。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の2.07%にあたる65万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。買い付け期間は5月19日から8月31日までとなる。

安藤ハザマ <1719>  969円 (+62円、+6.8%)

 安藤・間 <1719> [東証P]が3日ぶりに急反発、年初来高値を更新した。12日、23年3月期の連結決算発表にあわせ、24年3月期の業績と配当予想などを開示した。年間配当予想は同20円増配の60円とし、好感されたようだ。今期の売上高は前期比7.5%増の4000億円、最終利益は同10.5%減の136億円を見込む。あわせて中期経営計画も公表した。26年3月期に連結経常利益265億円(24年3月期見通しは197億円)、連結ROE(自己資本利益率)を12%以上、総還元性向で70%以上を目指す。

サッポロHD <2501>  3,960円 (+250円、+6.7%)

 サッポロホールディングス <2501> [東証P]が3日ぶりに急反発。同社は5月11日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、23年12月期第1四半期(1-3月)の連結最終損益は35.9億円の赤字(前年同期は39.9億円の赤字)に赤字幅が縮小したことで好感されたようだ。

石原産 <4028>  1,292円 (+81円、+6.7%)

 石原産業 <4028> [東証P]が続急伸。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年3月期の連結経常利益は前の期比22.0%減の103億円になったが、従来予想の88億円を上回って着地。24年3月期も前期比1.5%増の105億円に伸びる見通しとなったことで好感されたようだ。これで4期連続の増収になる。同時に、前期の年間配当を40円→42円(前の期は36円)に増額し、今期も前期比8円増の50円に増配する方針とした。

フージャース <3284>  903円 (+56円、+6.6%)

 フージャース <3284> [東証P]が急反発。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年3月期の連結経常利益は前の期比27.9%増の72.8億円になり、24年3月期も前期比3.0%増の75億円に伸びる見通しとなったことで好感されたようだ。これで3期連続の増益になる。同時に、前期の年間配当を48円→52円(前の期は36円)に増額し、今期も前期比3円増の55円に増配する方針とした。

オイシックス <3182>  2,799円 (+171円、+6.5%)

 オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証P]が3日続急伸。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年3月期の連結最終利益は前の期比33.7%減の18億円に落ち込んだが、24年3月期は前期比2.1倍の38億円に急拡大する見通しとなったことで好感されたようだ。これで16期連続の増収になる。

アルプス技 <4641>  2,720円 (+161円、+6.3%)

 アルプス技研 <4641> [東証P]が急反発。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比26.9%増の15.1億円に伸び、1-6月期(上期)計画の22億円に対する進捗率は68.7%に達し、5年平均の53.0%も上回ったことで好感されたようだ。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の1.49%にあたる30万株(金額で9億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。買い付け期間は5月12日から6月12日までとなる。

ニッスイ <1332>  622円 (+35円、+6.0%)

 ニッスイ <1332> [東証P]が3日ぶりに急反発し、年初来高値を更新した。同社は12日午後1時ごろ、24年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比10.3%増の270億円としていることや、年間配当計画を前期比2円増配の20円としていることが好感されたようだ。売上高は同4.1%増の8000億円を見込む。水産市況の変調リスクはあるものの、食品のマーケット拡大に加えて値上げ効果を見込んでいる。なお、23年3月期通期の連結決算は、売上高が前の期比10.7%増の7681億8100万円、営業利益が同9.6%減の244億8800万円で着地。同時に23年3月期末の配当を従来計画比2円増額の10円にするとし、中間配8円をあわせた年間配当は18円(前の期は14円)となる。

品川リフラ <5351>  4,970円 (+275円、+5.9%)

 品川リフラクトリーズ <5351> [東証P]が3日ぶりに急反発。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年3月期の連結経常利益は前の期比6.9%増の114億円になり、24年3月期も前期比4.7%増の120億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことで好感されたようだ。これで3期連続の増収、増益になる。

参天薬 <4536>  1,221円 (+63円、+5.4%)

 参天製薬 <4536> [東証P]が続急伸。同社は5月11日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、23年3月期の連結最終損益は149億円の赤字(前の期は272億円の黒字)に転落したが、24年3月期は224億円の黒字にV字回復する見通しとなったことで好感されたようだ。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の5.0%にあたる1875万株(金額で245億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。買い付け期間は5月12日から24年3月22日までとなる。

日産自 <7201>  532.5円 (+26.7円、+5.3%)

 日産自動車 <7201> [東証P]が3日ぶりに急反発。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年3月期の連結最終利益は前の期比3.0%増の2219億円になり、24年3月期も前期比42.0%増の3150億円に拡大する見通しとなったことで好感されたようだ。これで3期連続の増収になる。同時に、前期の年間配当を5円→10円(前の期は5円)に増額し、今期も前期比5円増の15円に増配する方針とした。

DNC <4246>  718円 (+36円、+5.3%)

 ダイキョーニシカワ <4246> [東証P]が急反発。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年3月期の連結経常損益は28.6億円の黒字(前の期は9.8億円の赤字)に浮上し、従来予想の24億円の黒字を上回って着地。24年3月期の同利益は前期比2.5倍の72億円に急拡大する見通しとなったしたことで好感されたようだ。

森永 <2201>  4,310円 (+215円、+5.3%)

 森永製菓 <2201> [東証P]が続急伸。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年3月期の連結経常利益は前の期比13.6%減の157億円になったが、24年3月期は前期比13.0%増の178億円に伸びる見通しとなったことで好感されたようだ。これで3期連続の増収になる。同時に、前期の年間配当を90円→100円(前の期は90円)に増額し、今期も前期比5円増の105円に増配する方針とした。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の2.97%にあたる140万株(金額で67億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。買い付け期間は5月12日から5月19日までとなる。

ホンダ <7267>  3,741円 (+159円、+4.4%)

 ホンダ <7267> [東証P]が大幅高で3日ぶりに反発。11日の取引終了後に発表した24年3月期の連結業績予想で、売上高18兆2000億円(前期比7.6%増)、営業利益1兆円(同19.1%増)、純利益8000億円(同15.1%増)を見込み、年間配当予想で前期比30円増の150円を予定していることが好感された。四輪事業の販売台数を前期比18.0%増の435万台、二輪事業の販売台数を同2.3%増の1918万台と計画しており、世界的な自動車の販売回復やそれに伴う工場稼働率の改善、商品価値向上に見合う値付けの効果などが利益を押し上げる見通し。また、持ち分法による投資利益の増加も寄与する。なお、想定為替レートは1ドル=125円(前期実績136円)としている。同時に発表した23年3月期決算は、売上高16兆9077億円(前の期比16.2%増)、営業利益8393億9800万円(同3.7%減)、純利益6952億6700万円(同1.7%減)だった。あわせて、上限を6400万株(発行済み株数の3.85%)、または2000億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視された。取得期間は23年5月12日から24年3月31日までで、資本効率の向上及び機動的な資本政策の実施などが目的という。

SBI新生銀 <8303>  2,585円 (+99円、+4.0%)

 SBI新生銀行 <8303> [東証S]が大幅高で4日続伸。東京証券取引所は12日、SBI新生銀株の売買を12日午後1時48分から停止すると発表した。公開買付に関する報道の真偽などの確認のため。日本経済新聞電子版が12日午後1時45分ごろ、「SBIホールディングスは50%強の株式を保有するSBI新生銀行に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、上場廃止にする調整に入った」と報じたことが買い材料視されたようだ。

おきなわFG <7350>  2,115円 (+76円、+3.7%)

 おきなわフィナンシャルグループ <7350> [東証P]が大幅高で6日ぶりに反発。12日、取得総数160万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.95%)、取得総額35億円を上限とする自社株買いの実施を発表し、材料視されたようだ。取得期間は5月15日から7月14日。あわせて開示した24年3月期の業績予想では、経常収益は前期比横ばいの527億円、最終利益が同4.5%増の61億円を見込む。前期の年間配当を従来予想から5円増額したうえで、今期の年間配当は横ばいの80円を計画する。

※12日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探

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