リブワーク、今期経常を一転60%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2023/05/11 15:30
 Lib Work <1431> [東証G] が5月11日大引け後(15:30)に決算を発表。23年6月期第3四半期累計(22年7月-23年3月)の連結経常利益は前年同期比66.2%減の6900万円に大きく落ち込んだ。
 併せて、通期の同利益を従来予想の7億2000万円→2億8000万円(前期は7億0600万円)に61.1%下方修正し、一転して60.3%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6億3400万円→1億9400万円(前年同期は4億0200万円)に69.4%減額し、一転して51.7%減益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常損益は1700万円の赤字(前年同一期間は1億円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同一期間の-5.1%→-0.8%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社におきましては、一昨年の住宅ローン控除が終了して以降、受注件数が前年対比で伸び悩んでおりました。また、当社におきましてはデジタルマーケティングによる集客は堅調に推移しておりますが、新型コロナウイルス感染拡大による建築需要が収まってきたことを受け、競合他社との競争が以前より激化しております。受注件数は、昨年10月以降は前年対比を上回る水準で回復してきておりますが、当連結会計年度の売上販売件数は前回予想時の84%に留まる見通しです。そのため、売上販売件数の伸び悩みが、売上総利益の低下を招きました。また、グループ会社のタクエーホーム株式会社におきましても、新型コロナウイルス感染拡大による建築需要がひと段落したこと、また建築用地仕入れの遅延の影響により販売可能物件を十分に確保することが難しかったことから、前回予想より減収となりました。加えて、ウッドショックをはじめとする住宅資材価格の高騰による原価率の上昇の影響や、将来の事業展開を見据えて採用活動を積極化したこと及びインフレ時代を見据えて既存社員の賃上げを行ったことにより販管費が増加いたしました。 以上により、売上高及び各利益ともに公表済みの業績予想を下回る見通しです。なお、配当予想につきましては、前回公表値から変更はございません。(注)上記の業績予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後さまざまな要因により、予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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