◆ さらに“ストップロス” - “137円半ば”へ続伸
見誤った…?いや早かったのか…?
欧州市場休場の影響にて流動性が低下する中、昨日は“もう一段の上値追い”が示現しました。
予想を上回る米経済指標を背景に、『米景気後退はさほど深刻ではない』との思惑が強まったからです。
一方で昨日は「ファースト・リパブリック銀行破綻」との報が飛び込んできましたが、「JPモルガンチェースが全ての資産・預金を買収」とのことで“リスク回避姿勢”は却って緩みました。
こうして米10年債利回りは“急上昇(3.45%→3.60%)”を見せる中、ドルは加ドルを除く主要通貨に対して“買い”が進行し、ドル円は“137.535円”へと駆け上がっていきました。
◆ 「ここまで来ると…」との意識は高まりやすいが…?
もうしばらくは“膠着(様子見)”と見ていた筆者としては、「見誤った?」といわざるを得ないのが実状といえます。
そして“200日移動平均線(昨日は136.999円)”を上回り、“年初来高値(3/8日:137.907円)”に迫る状況とあっては、「(もう一段の)仕掛け的な動き」も懸念せざるを得なくなってきます。
ただ昨日も記したように、今週は「イベント目白押し」の一週間となります。
そうした中での“さらなる上値追い”には“新たな材料”が必要と見るのが自然ですが、冒頭で記した要因が“新たな材料”と果たしていい切ることができるか…?
流動性が低下しやすい環境ですので、引き続き“仕掛け的な動き”に目配せをしながらということになりますが、「ここから先は容易ではない」との見方は継続したいところです。
見誤ったばかりではありますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
140.000(大台)
139.890(22/11/30高値)
139.589(22/10/21~23/1/16の50%戻し、月足・一目均衡表転換線)
139.390(ピボットハイブレイクアウト)
139.000(大台)
上値5:138.463(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:138.180(22/12/15高値)
上値3:138.031(週足・一目均衡表基準線、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:137.907(3/8高値)
上値1:137.535(5/1高値)
前営業日終値:137.462
下値1:137.232(4/26~5/1の23.6%押し、+2σ)
下値2:137.006(200日移動平均線、大台)
下値3:136.534(ピボット1stサポート)
下値4:136.426(4/26~5/1の38.2%押し)
下値5:136.333(50週移動平均線)
136.107(5/1安値)
136.000(大台)
135.775(4/26~5/1の50%押し)
135.607(ピボット2ndサポート)
135.508(4/5~5/1の38.2%押し、+1σ)
135.239(日足・一目均衡表転換線)
135.137(3/24~5/1の38.2%押し、4/26~5/1の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
《10:35》
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