サクサ、前期経常を33％上方修正、配当も5円増額

　サクサホールディングス <6675> [東証Ｐ] が4月28日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→23.8億円(前の期は4.7億円)に32.6％上方修正し、増益率が3.8倍→5.1倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の17.8億円→23.6億円(前年同期は7.7億円)に32.9％増額し、増益率が2.3倍→3.1倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→35円(前の期は30円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023 年３月期通期連結業績においては、資材および部品の入手難が継続していたものの、主に、ボタン電話装置やアミューズメント市場向けカードリーダライタの資材および部品を一定数確保出来たことで、製品の生産が進み販売数が増加したことや、資材および部品調達価格の上昇率が前回予想を下回ったことにより、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、前回予想を上回る見込みとなりました。

　当企業グループは、株主の利益還元を重要な経営課題のひとつとして位置付けるとともに、既存事業の経営基盤と収益力の強化を図りつつ、成長分野や新規事業に積極投資することにより企業価値の向上を実現することを基本方針としております。 利益配分にあたっては、企業価値向上に必要な投資に備えるための内部留保を確保しながら、良好な財務体質の維持と適正な株主還元を図ってまいります。 当期の期末配当につきましては、前回予想では、親会社株主に帰属する当期純利益を 100百万円と予想し、安定的かつ継続的な配当を考慮した中、1 株当たりの配当金を 30 円で予定しておりましたが、今般、当期の業績（親会社株主に帰属する当期純利益）が前回予想を上回る見込み（529 百万円）となりましたので、1 株当たりの配当金を 5 円増額し 35 円に修正するものであります。 （注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、 実際の業績は、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。