<動意株・28日>(前引け)=マキタ、三井E&S、シダー

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/04/28 11:35
<動意株・28日>(前引け)=マキタ、三井E&S、シダー  マキタ<6586.T>=ストップ高寸前。大きくマドを開けて上昇、一時685円高(21.6%高)の3860円とストップ高まであと15円に迫る急騰を演じた。電動工具のトップメーカーで、原料コスト高騰の影響で足もとの収益環境は厳しく、23年3月期の最終利益は前の期比82%減の117億500万円と低調だった。しかし、これは株価面では既に織り込みが進んでいる。一方、24年3月期見通しについては、前期比2.8倍の333億円と急拡大を見込んでいる。在庫調整の一巡と製品価格の値上げによる原料コスト相殺が利益回復に寄与する。これに加え、発行済み株式数1.14%相当の310万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いを実施することも併せて発表しており、これを材料視する投資資金の流入が加速した。信用買い残は枯れた状態で、株式需給面でも上値の軽さが意識された。

 三井E&S<7003.T>=大幅反発で年初来高値更新。同社は27日取引終了後、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業損益の見通しを従来の10億円の黒字から90億円の黒字(前の期は100億2900万円の赤字)に引き上げたことが好感されているようだ。売上高予想も2400億円から2600億円(前の期比55.1%減)に上方修正した。エンジニアリング事業の売上高が増加したほか、機械事業も順調に売り上げを積み上げたことが主な要因。また、保守的に見込んでいた費用などの減少もあわせて見直したことが寄与した。

 シダー<2435.T>=急騰、一気に年初来高値を更新。同社は27日取引終了後、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の1300万円から1億3600万円(前の期比29.5%減)に上方修正したことが好感されているようだ。売上高予想は163億7900万円から164億4200万円(同4.4%増)に引き上げた。施設サービス事業が予想よりも堅調に推移。利益面では、介護に係る人件費が想定を下回り、売上原価が減少したことが寄与した。

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出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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