梅の花、今期最終を一転赤字に下方修正、未定だった配当は5期ぶり5円で復配

配信元:株探
投稿:2023/04/12 14:00
 梅の花 <7604> [東証S] が4月12日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。23年4月期の連結最終損益を従来予想の6億3000万円の黒字→1億5500万円の赤字(前期は2億1700万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の連結最終損益も従来予想の8億6600万円の黒字→8100万円の黒字(前年同期は2億1800万円の赤字)に90.6%減額した計算になる。

 同時に、従来未定としていた期末一括配当を5円実施し、5期ぶりに復配する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2023年4月期におきましては、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和により回復基調にありますが、当期第3四半期における新型コロナウイルス感染症第7波及び第8波の影響を継続的に受けたことや、ウクライナ情勢の長期化や急激な円相場の変動による原材料価格及び光熱費の高騰並びに人件費の上昇等の影響を受けたことにより厳しい状況が続いている中で、原材料価格高騰に対応するため、季節メニューのブラシュアップや新商品投入など行い価格改定を進めました。また、セントラルキッチンの生産性向上のため機械化を進め内製化と外販の販売強化に取り組みました。更に幹線便や配送回数削減等の物流の見直しや廃棄ロス削減、自店製造の強化等の収益改善に努めましたものの、当初の計画を下回ることが予測されたことにより修正をいたしました。

 当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な課題と位置付けており、強固な経営基盤の確保によって、安定した収益体質による株主資本利益率の向上に努め、業績に裏付けられた適正な利益配分を行うことが必要と認識しております。しかしながら、昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、当社業績にも甚大な影響を受けておりました。本公表の業績予想修正のとおり、当初の予想を下回るものの、第7波及び第8波のコロナ禍においても、業績が回復し財務状況も改善していることから、当期業績並びに将来の事業展開に必要な内部留保の水準や株主様への還元等を総合的に勘案し、未定としておりました2023年4月期の期末配当予想を1株当たり5円に修正いたしました。※1.上記の業績予想及び配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。※2.当社が発行するA種優先株式の配当につきましては、追ってご連絡いたします。
配信元: 株探

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