アスタリスク、今期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2023/03/31 18:00
 アスタリスク <6522> [東証G] が3月31日大引け後(18:00)に業績修正を発表。23年8月期の連結経常損益を従来予想の4億4300万円の黒字→1億3300万円の赤字(前期は4億7300万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
 同時に、9-2月期(上期)の連結経常損益も従来予想のトントン→2300万円の赤字(前年同期は2億8300万円の黒字)に下方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)第2四半期連結累計期間 米国子会社では海外大手飲料メーカーへの納品により計画比改善となったものの、日本においては自動販売機メーカー、物流業界に見込んでいた大型案件の顧客導入スケジュールの延期に伴う受注の遅れ、オランダ子会社の事業立ち上げが遅れ計画していた案件の失注により業績への貢献が見込めなくなったことにより、2022年10月14日公表の連結業績予想に対し売上、利益とも悪化する見通しとなりました。(2)通期連結会計年度 2022年10月14日公表の連結業績予想に対して大幅に悪化する見通しといたしました。これは、2022年10月14日公表の連結業績予想策定時に見込んでいた米国子会社における製造業界、医療業界を中心に新規大型案件の顧客との交渉・AsReaderのデモ期間が想定よりも長期化していることに伴い獲得の進捗が遅れたこと、オランダ子会社の事業立ち上げが遅れ計画していた案件の失注、日本において獲得を見込んでいた物流業界向けの大型案件の顧客導入スケジュールの延期に伴う進捗の遅れ、AndroidタイプAsReaderの開発が遅れたことにより、当期中の業績への貢献が見込めなくなったことと、パートナー企業との業務提携での成果として見込んでいた新規事業(「顔認証」技術を活用した新製品)について2023年2月からのサービス開始を計画していたものが、ハード及びソフトウェアの最終調整に時間を要したことによる開発遅れが発生しており、当該製品の当期中のサービス開始を予定しているものの本格的な販売、サービス提供による業績への貢献が翌期以降にずれ込むことが確実視される状況があるため、通期の業績予想を下方修正することにいたしました。(3)今後の展開 今後につきましては、遅れている新規事業の立上げ、海外事業の展開拡大を進めるとともに、国内において進行している物流業界、自動販売機メーカー、小売業界向け等の大型案件の納入に向けて傾注する所存です。 今後の業績動向等に修正が必要となった場合には、速やかに公表いたします。
配信元: 株探

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