高見サイ、今期経常を68％上方修正、配当も2円増額

　高見沢サイバネティックス <6424> [東証Ｓ] が3月23日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の3.7億円→6.2億円(前期は2.1億円)に67.6％上方修正し、増益率が72.1％増→2.9倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.5億円→6億円(前年同期は3.6億円)に70.6％増額し、一転して67.3％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の12円→14円(前期は12円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当期におきましては、主に特機システム機器において防災計測システムの売上が増加しましたが、メカトロ機器において海外向けユニットの売上が減少したこと、また、交通システム機器においてホームドアの部材調達に遅れが発生し、一部の売上が来期へ繰り延べになったことなどにより、売上高は当初予想を下回る見込みとなりました。　また、損益面につきましては、原価率の低い交通システム機器の改造案件が増加したこと、また、原価の低減、経費の圧縮に努めたこと等により、営業利益、経常利益及び当期純利益のいずれも前回予想を上回る見込みとなりました。（業績予想について）　上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき当社が判断しており、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。実際の業績は、様々な要因により異なる可能性があります。

　　当社は株主の皆様に対する利益の還元を経営の最重要政策の一つと認識しており、安定した経営基盤を維持するため内部留保の充実に努めるとともに、安定した配当を維持・継続していくことを基本方針としております。　2023年３月期におきましては、売上高が当初予想を下回る見込みとなりましたが、利益面につきましては大幅に上回る見込みとなりました。　つきましては、株主の皆様への感謝の意を込めて、2023年３月期の期末配当予想を前回予想の１株当たり12円から２円増配し、普通配当14円に修正させていただきます。