アクセスHD、今期経常を一転黒字に上方修正、配当も12円で4期ぶり復配へ

配信元:株探
投稿:2023/03/14 17:00
 アクセスグループ・ホールディングス <7042> [東証S] が3月14日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期(6ヵ月の変則決算)の連結経常損益を従来予想の1400万円の赤字→1800万円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

 業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当を12円実施し、4期ぶりに復配する方針とした。

 ※23年3月期(6ヵ月決算)が決算期変更のため、前年同期に同じ期間がない場合は前年同期との比較を表記していません。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社は、2023年2月13日公表の通期業績予想において、各セグメント事業の業績における季節変動要因を考慮し、通期業績予想を据え置く判断をしておりました。 しかしながら、プロモーション支援事業における官公庁及びキャンペーン事務局代行、集客プロモーション、採用支援事業における対面型企画の復調、採用代行業務、新卒紹介等が想定を上回る見込みとなり、連結売上高は前年同時期比12.6%増の予想となりました。 また、前連結会計年度に実施した経営合理化によるコスト削減効果もあり、通期の連結営業利益、連結経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が想定を上回る見込みとなりましたので、上記の通り2023年3月期の通期業績予想を修正いたします。(業績の季節変動要因について) 当社グループの業績は、以下の要因により季節変動要因を抱えております。 当社グループの事業のうち、採用支援事業は、就活関連の企画実施やアウトソーシング業務、人材紹介における売上計上等が増加する3月から9月に売上が集中する傾向があります。教育機関支援事業においても、教育機関のプロモーション活動が増加する4月から9月にかけて売上が集中する傾向があります。上記の要因に伴い、教育機関支援事業においては、3月末まで、営業損失が発生する可能性があります。

  当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つであると認識しており、長期的な観点から、将来の事業展開、財務体質の強化などバランスを勘案しながら実施することを方針としています。 前項の業績予想の修正に加え、今後は新型コロナウイルス感染症による行動制限が本格的に緩和される事業環境を踏まえ、当期以降の事業活動の進捗等を総合的に勘案した結果、1株当たり12円の復配見込みとなりましたので、期末配当の予想を修正いたします。 なお、上記の配当に加え、「アクセスグループ・ホールディングス・プレミアム優待倶楽部」による株主優待制度も引き続き継続いたします。
配信元: 株探

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