ナカヨ、非開示だった今期最終は赤字転落、配当も20円減額

配信元:株探
投稿:2023/02/24 18:35
 ナカヨ <6715> [東証S] が2月24日大引け後(18:35)に業績・配当修正を発表。非開示だった23年3月期の業績予想は連結最終損益が9.3億円の赤字(前期は2.8億円の黒字)に転落する見通しと発表した。

 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の40円→20円(前期は40円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2023年3月期の連結業績予想につきまして、当社の主力製品であるビジネス関連機器の部材は、調達先への現状把握や設計変更による代替部材対応を行っているものの、長期化している部材不足の影響および取引先の納入調整による減産の影響を当第4四半期連結会計期間で挽回することが難しく、売上高16,700百万円となる見込みであります。また、利益面につきましては、費用の削減や製品への価格転嫁を行っているものの、売上高の減少および部材の納入価格やエネルギーコストをはじめとする費用の上昇が予想を超えてしまい、営業損失1,190百万円、経常損失1,080百万円、親会社株主に帰属する当期純損失930百万円となる見込みであります。今後の取組み 当社は、今後、外部環境の変化に備えた経営体質を構築すべく、新たな事業基盤の構築や原価低減に取組んでまいります。新たな事業基盤として、情報伝送技術と製造能力にITを融合させた事業「スマートX事業」の製品・サービスの創出を推し進めてまいります。継続的な原価低減と価格転嫁により、改善方向に向かっており、さらなる企業価値の向上に取り組んでまいります。 今後とも、顧客満足を第一に考え、様々な分野の市場を考慮した商品開発、事業開拓を進めると共に、働き方改革に向け、全社的な業務の効率化も継続してまいります。

  株主の皆様に対する利益還元を充実していくことが経営上の重要課題であることを認識しており、業績に応じた配当の実現と市場競争力の維持や収益の向上に不可欠な設備投資、研究開発等を実行するための内部資金の確保を念頭に、財政状態、利益水準及び配当性向等を総合的に勘案し、連結配当性向30%程度を目安に安定的に実施する方針であります。 2023年3月期の期末配当金は、業績予想の修正に伴い、誠に遺憾ではございますが、前回予想から20円減配させて頂き、20円とさせていただきます。 株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、業績回復に尽力してまいりますので、引続きご支援賜りますようお願い申し上げます。(注)上記の予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき判断したものあり、実際の業績は、様々な要因により予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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