◆ 週明けも「日銀新総裁人事」が蒸し返され… - “132円後半”へ
注目の「米CPI」を控える中、週明けとなる昨日は「日銀新総裁人事」を巡る思惑が蒸し返されました。
特に『現状では金融緩和継続が必要』との認識を示した点がクローズアップされたことで、“円売り”に安心感がかかりました。
この影響からドル円はさらに上値を伸ばす格好となり、NYタイム中盤にかけて“132.907円”へと駆け上がる場面が見られました。
もっとも「米CPI」を控えていることもあり、米10年債利回りは“3.75%”で1/6高値と“面合わせ”こそするものの、そこを“上抜く”には至りませんでした。
NY連銀が公表する「期待インフレ率(3年後)」が“低下(2020年10月以来の+2.7%)”したこともあり、次第に“利益確定売り”が優勢となり、そのまま緩やかに“値を落として”、昨日の取引を終えています。
◆ どちらにも“大きく振れる”可能性有 - 米CPI
こうした中、いよいよ本日はその「米CPI」が予定されています。
事前予想を見ると、総合・コア共に“前月比は拡大”“前年比は鈍化”と、マチマチの様相を示しています。
一方で「米金融政策」を巡る思惑は“混迷”を強めていますので、「方向感定まらず」を脱したとはいい難いのが実状といえます。
つまり結果次第で“上にも下にも大きく振れる”といった展開を、想定せざるを得ないということになります。
後はその結果次第ということになりますが、こればっかりは“蓋を開けるまでわからない”が常です。
個人的には「米利上げ長期化」が改めて意識される格好となり、“もう一段のドル買い”が囃される展開と見ていますが、予断を持つことなく、流れに沿った行動を心掛けたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米CPIが予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
136.851(200日移動平均線)
136.671(22/10/21~23/1/16の38.2%戻し)
136.000(大台)
135.000(大台)
134.939(ピボットハイブレイクアウト)
134.765(1/6高値)
134.323(50週移動平均線)
134.000(大台、22/12/15~23/1/16の61.8%戻し)
133.923(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:133.164(ピボット1stレジスタンス)
上値4:133.000(大台、日足・一目均衡表先行スパン下限、+2σ)
上値3:132.907(2/13高値)
上値2:132.713(2/13高値後の76.4%戻し)
上値1:132.592(2/13高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:132.405(週足・一目均衡表転換線)
下値1:132.074(50日移動平均線、大台)
下値2:131.724(2/10~2/13の38.2%押し、+1σ)
下値3:131.358(2/10~2/13の50%押し、ピボット1stサポート)
下値4:131.132(2/13安値)
下値5:131.067(日足・一目均衡表基準線)
130.965(週足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
130.992(2/10~2/13の61.8%押し)
130.491(日足・一目均衡表転換線、20日移動平均線)
130.373(ピボット2ndサポート)
130.000(大台)
129.809(2/10安値)
129.614(ピボットローブレイクアウト)
129.047(-1σ、大台)
128.334(2/3安値)
128.083(2/2安値)
《10:35》
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