続伸、ロシアの減産が引き続き手がかりに=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/02/14 06:29
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=80.14(+0.42 +0.53%)

 ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.41~0.42ドル高。その他の限月は0.41~0.81ドル高。

 ロシアが3月に日量50万バレルの減産を実施することや、中国の需要回復見通しが引き続き相場を支援した。ゼロコロナ後の中国経済は正常化しつつあり、石油輸出国機構(OPEC)が日量200万バレルの生産目標の引き下げを年内継続することもあって、世界的な在庫増加は一巡する見通し。今週は石油輸出国機構(OPEC)や国際エネルギー機関(IEA)が月報を公表する。

 時間外取引で3月限は78.45ドルまで下落したものの、通常取引開始を控えて一時下げ幅を消した。通常取引が始まると80.62ドルまで上昇し、プラス圏で引けた。ただ、米国が戦略石油備蓄(SPR)から2600万バレルを追加放出すると伝わったことが引け後の相場を圧迫した。この放出については取りやめになるとの観測はあったが、実施が決まった。

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