乾汽船、今期経常を一転3％減益に下方修正、配当は4円増額

　乾汽船 <9308> [東証Ｓ] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比27.7％増の129億円に伸びた。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の137億円→131億円(前期は135億円)に4.0％下方修正し、一転して2.9％減益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の93億円→94.8億円(前期は118億円)に2.0％上方修正し、減益率が21.5％減→19.9％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の24.7億円→19.3億円(前年同期は77.4億円)に22.0％減額し、減益率が68.0％減→75.1％減に拡大する計算になる。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の173円→177円(前期は224円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比60.2％減の17.2億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の41.2％→22.8％に大幅低下した。

株探ニュース