~超難分散CNTの安定分散に成功し、ハイエンドモデルのさらなる航続距離伸長に貢献~
トーヨーカラー株式会社(代表取締役社長 岡市 秀樹、東京都中央区)が開発したリチウムイオン電池正極材用導電カーボンナノチューブ(CNT)分散体LIOACCUM(R)(リオアキュム)が、世界最大手の車載電池メーカー寧徳時代新能源科技(CATL)の次世代高容量リチウムイオン電池に採用されました。本製品は24年量産モデルより搭載予定です。
カーボンニュートラル実現のためガソリン車の世界的な規制が進んでおり、新車に占めるEVの割合は2022年の8%から2030年には30%と大幅に増加することが見込まれています。自動車三大市場の一つである中国のEV市場は近距離向けの安価モデルと、航続距離が求められるハイエンドモデルに二極化していますが、航続距離の伸長にはリチウムイオン電池の高容量化が重要なカギを握っています。
この度CATLに採用されたリチウムイオン電池正極材用導電CNT分散体LIOACCUM(R)は、高導電タイプのCNTを用いることで、リチウムイオン電池の高容量化およびエネルギー密度向上に寄与するキーマテリアルです。本製品で使用するCNTは特に分散が難しい素材ですが、独自の分散技術を用いることで安定したCNT分散を可能にしました。
CATLでの採用に伴い、東洋インキグループの中国における分散体拠点である珠海東洋色材有限公司(中国広東省)の設備を増設し、生産能力を強化します。本製品は、24年量産モデルより搭載予定です。
![](https://prtimes.jp/i/68461/79/resize/d68461-79-e47698ae4a5f6d98cfed-0.jpg)
珠海東洋色材有限公司 外観
東洋インキグループは、リチウムイオン電池のさらなる性能向上を達成し、リチウムイオン電池用分散体事業を中核事業に成長させるとともに、世界規模でのEV普及を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
【リチウムイオン電池正極材用CNT分散体LIOACCUM(R)の特徴】
トーヨーカラーはカーボン分散に強みを持ち、2015年よりリチウムイオン電池正極材用カーボン分散体を供給し、リチウムイオン電池材料メーカーとしての信頼と実績を積み重ねてまいりました。
![](https://prtimes.jp/i/68461/79/resize/d68461-79-c5c8bd4875840939b0f8-2.png)
リチウムイオン電池の正極材は、主に活物質と導電材、バインダーから成ります。導電材にカーボンブラックではなくCNTを用いることで、少量の導電材で導電性能を発揮することができます。トーヨーカラーは、CNTメーカーとの協業により高性能CNTを開発し、さらに独自の添加剤と分散体製法を用いてCNTの分散性と導電性を飛躍的に高めることで、より少ない使用量でリチウムイオン電池正極の抵抗値を大幅に下げることに成功しました。
これにより、リチウムイオン電池の導電材コストを低減するとともに、正極中の活物質増量を可能にすることで電池の高容量化を実現し、EVの航続距離の伸長や急速充電性能の向上を実現いたします。
■関連リリース
LiB用材料がSKIで採用、フォルクスワーゲン・フォードに供給開始
https://schd.toyoinkgroup.com/ja/news/2021/21070801.html
リチウムイオン電池正極材用導電CNT分散体の北米第2拠点を設立
https://schd.toyoinkgroup.com/ja/news/2023/23021301.html
TOYOCOLOR、TOYOCOLORロゴ、およびLIOACCUMは、東洋インキSCホールディングス株式会社の商標もしくは登録商標です。
トーヨーカラー株式会社(代表取締役社長 岡市 秀樹、東京都中央区)が開発したリチウムイオン電池正極材用導電カーボンナノチューブ(CNT)分散体LIOACCUM(R)(リオアキュム)が、世界最大手の車載電池メーカー寧徳時代新能源科技(CATL)の次世代高容量リチウムイオン電池に採用されました。本製品は24年量産モデルより搭載予定です。
カーボンニュートラル実現のためガソリン車の世界的な規制が進んでおり、新車に占めるEVの割合は2022年の8%から2030年には30%と大幅に増加することが見込まれています。自動車三大市場の一つである中国のEV市場は近距離向けの安価モデルと、航続距離が求められるハイエンドモデルに二極化していますが、航続距離の伸長にはリチウムイオン電池の高容量化が重要なカギを握っています。
この度CATLに採用されたリチウムイオン電池正極材用導電CNT分散体LIOACCUM(R)は、高導電タイプのCNTを用いることで、リチウムイオン電池の高容量化およびエネルギー密度向上に寄与するキーマテリアルです。本製品で使用するCNTは特に分散が難しい素材ですが、独自の分散技術を用いることで安定したCNT分散を可能にしました。
CATLでの採用に伴い、東洋インキグループの中国における分散体拠点である珠海東洋色材有限公司(中国広東省)の設備を増設し、生産能力を強化します。本製品は、24年量産モデルより搭載予定です。
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珠海東洋色材有限公司 外観
東洋インキグループは、リチウムイオン電池のさらなる性能向上を達成し、リチウムイオン電池用分散体事業を中核事業に成長させるとともに、世界規模でのEV普及を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
【リチウムイオン電池正極材用CNT分散体LIOACCUM(R)の特徴】
トーヨーカラーはカーボン分散に強みを持ち、2015年よりリチウムイオン電池正極材用カーボン分散体を供給し、リチウムイオン電池材料メーカーとしての信頼と実績を積み重ねてまいりました。
![](https://prtimes.jp/i/68461/79/resize/d68461-79-c5c8bd4875840939b0f8-2.png)
リチウムイオン電池の正極材は、主に活物質と導電材、バインダーから成ります。導電材にカーボンブラックではなくCNTを用いることで、少量の導電材で導電性能を発揮することができます。トーヨーカラーは、CNTメーカーとの協業により高性能CNTを開発し、さらに独自の添加剤と分散体製法を用いてCNTの分散性と導電性を飛躍的に高めることで、より少ない使用量でリチウムイオン電池正極の抵抗値を大幅に下げることに成功しました。
これにより、リチウムイオン電池の導電材コストを低減するとともに、正極中の活物質増量を可能にすることで電池の高容量化を実現し、EVの航続距離の伸長や急速充電性能の向上を実現いたします。
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https://schd.toyoinkgroup.com/ja/news/2023/23021301.html
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