8日の米株式市場の概況、米金融当局者の発言警戒しNYダウは207ドル安

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/02/09 08:07
 8日の米株式市場では、NYダウが前日比207.68ドル安の3万3949.01ドルと反落した。
 
 米金融当局者の発言を警戒する売りが膨らみ、NYダウ、ナスダック指数ともに下落した。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は講演で、インフレ抑制に関して「長い戦いになるかもしれない」と述べた。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁も、引き締め的な金融政策を継続する必要性に言及した。更にアルファベットC傘下のグーグルによる人工知能(AI)を使った新たな自動応答ソフト(チャットボット)「BARD(バード)」が、不正確な回答を生成したと伝わり、同社株が下落したことも嫌気された。アップル<AAPL>やアマゾン<AMZN>、メタ・プラットフォームズ<META>が安く、マイクロソフト<MSFT>も値を下げた。インテル<INTC>やテキサス・インスツルメンツ<TXN>、台湾積体電路製造(TSMC)ADR<TSM>も軟調だった。半面、テスラ<TSLA>やエヌビディア<NVDA>が高く、ウォルト・ディズニー<DIS>やネットフリックス<NFLX>が値を上げた。ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>やメルク<MRK>が堅調だった。

 ナスダック総合株価指数は、203.266ポイント安の1万1910.520と反落した。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ