世紀東急、今期経常を一転29％減益に下方修正

　世紀東急工業 <1898> [東証Ｐ] が2月8日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比48.6％減の14.6億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の47億円→31億円(前期は43.5億円)に34.0％下方修正し、一転して28.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の44.5億円→28.5億円(前年同期は26.2億円)に35.9％減額し、増益率が69.9％増→8.9％増に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比9.4％増の12.2億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の4.9％→4.8％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、舗装資材製造販売事業における販売価格への転嫁が進んでいることで前回予想を上回る見込みです。　一方、利益につきましては、原材料価格の高騰等が想定以上に推移したことで利益を圧迫し、前回予想を下回る見込みであります。　（注）上記の業績予想は、発表日現在で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は予想数値と異なる可能性があります。