文学界最注目の気鋭・荻堂 顕、「日本推理作家協会賞」受賞第一作『飽くなき地景』10月2日発売!

配信元:PR TIMES
投稿:2024/10/02 20:17
【戦後史×刀剣×都市開発】一振りの刀が巻き起こす美と血のノワール小説




株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、荻堂 顕著『飽くなき地景』を2024年10月2日(水)に発売しました。

2023年にデビュー第二作の『ループ・オブ・ザ・コード』(新潮社)が第36回山本周五郎賞候補、24年には第三作の『不夜島(ナイトランド)』(祥伝社)で第77回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞するなど、いま最も注目される気鋭・荻堂顕氏。満を持して放つ新作長編『飽くなき地景』は、都市開発を家業とする名家に生まれながらも、失われた過去の美に魅せられた青年の激動の人生を通し、日本の都市、家族、歴史、そして芸術の実像に迫る意欲作です。ご注目ください。

▼試し読み
本作の刊行を記念して、冒頭から50ページまでの大ボリューム試し読みを特別公開予定です。
https://note.com/kadobun_note/n/n386351b6b9cf
※2024年10月3日 12:00公開予定



最新小説『飽くなき地景』について

僕は憎んだ 父が築く東京の景色を
欲望のまま変貌する都市で無銘の刀が起こす悲劇と相克

◆あらすじ
土地開発と不動産事業で成り上がった昭和の旧華族、烏丸家。その嫡男として生まれた治道は、多数のビルを建て、東京の景観を変えていく家業に興味が持てず、祖父の誠一郎が所有する宝刀、一族の守り神でもある粟田口久国の「無銘」の美しさに幼いころから魅せられていた。家に伝わる宝を守り、文化に関わる仕事をしたいと志す治道だったが、祖父の死後、事業を推し進める父・道隆により、「無銘」が渋谷を根城にする愚連隊の手に渡ってしまう。治道は刀を取り戻すため、ある無謀な計画を実行に移すのだが……。やがて、オリンピック、高度経済成長と時代が進み、東京の景色が変貌するなか、その裏側で「無銘」にまつわる事件が巻き起こる。
刀に隠された一族の秘密と愛憎を描く美と血のノワール。

◆書誌情報



発売:2024年10月2日(水)※電子書籍同時配信
定価:2,145円(本体1,950円+税)
頁数:384頁
装幀:坂野公一(welle design)
体裁:四六判並製 単行本
ISBN:9784041150672
発行:株式会社KADOKAWA
初出:書き下ろし
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322402001509/

著者情報

荻堂 顕(おぎどう あきら)
1994年3月25日生まれ。東京都世田谷区成城出身。早稲田大学文化構想学部卒業後、様々な職業を経験する傍ら執筆活動を続ける。2020年、「私たちの擬傷」で第7回新潮ミステリー大賞を受賞。21年1月、新潮社から同作を改題した『擬傷の鳥はつかまらない』を刊行し、デビュー。23年、第二作の『ループ・オブ・ザ・コード』が第36回山本周五郎賞候補に。24年、第三作の『不夜島(ナイトランド)』で第77回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞。
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