<注目銘柄>=エスエムエス、キャリア及び介護事業者分野が業績牽引
エス・エム・エス<2175.T>は、下値圏でのもみ合いから上放れつつあり、好業績期待を背景に本格的に上値を目指す展開に向かいそうだ。
同社は、介護・医療業界向け人材紹介サービスの最大手。1月31日に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算は営業利益が50億4300万円(前年同期比29.5%増)と大幅増益で着地した。新型コロナウイルス感染拡大によるマイナスの影響はあったものの、キャリアパートナー(CP)の積極採用の効果などで、キャリア分野が好調に推移。同社では更にCPの追加採用を進めるとしており、今後も人件費増加よりも受注増加による増収が加速する可能性が強い。
また、介護事業者向け経営支援プラットフォーム「カイポケ」も順調に成長しており、1月1日時点の会員数は拠点数が2万5750拠点(22年10月1日比550拠点増)、事業所数は4万3800事業所(同950件増)へ増加した。タブレットやスマートフォンなどの有料オプションサービスの利用拡大で単価も上昇しており、同分野の成長がキャリア分野と並んで業績を牽引している。
23年3月期は、営業利益72億3800万円(前期比14.6%増)を見込むが、ドイツでクロスボーダーの看護師人材紹介と看護師資格の取得支援を手掛ける企業を22年12月に子会社化した効果もあり、上振れの可能性は十分。調査機関によっては同75億円台後半を見込むところもある。また、24年3月期は同99億円前後へ向かいそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は、介護・医療業界向け人材紹介サービスの最大手。1月31日に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算は営業利益が50億4300万円(前年同期比29.5%増)と大幅増益で着地した。新型コロナウイルス感染拡大によるマイナスの影響はあったものの、キャリアパートナー(CP)の積極採用の効果などで、キャリア分野が好調に推移。同社では更にCPの追加採用を進めるとしており、今後も人件費増加よりも受注増加による増収が加速する可能性が強い。
また、介護事業者向け経営支援プラットフォーム「カイポケ」も順調に成長しており、1月1日時点の会員数は拠点数が2万5750拠点(22年10月1日比550拠点増)、事業所数は4万3800事業所(同950件増)へ増加した。タブレットやスマートフォンなどの有料オプションサービスの利用拡大で単価も上昇しており、同分野の成長がキャリア分野と並んで業績を牽引している。
23年3月期は、営業利益72億3800万円(前期比14.6%増)を見込むが、ドイツでクロスボーダーの看護師人材紹介と看護師資格の取得支援を手掛ける企業を22年12月に子会社化した効果もあり、上振れの可能性は十分。調査機関によっては同75億円台後半を見込むところもある。また、24年3月期は同99億円前後へ向かいそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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