ケル、今期経常を15％上方修正・最高益予想を上乗せ

　ケル <6919> [東証Ｓ] が2月7日大引け後(15:30)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比32.8％増の20億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の21.5億円→24.8億円(前期は21.4億円)に15.3％上方修正し、増益率が0.4％増→15.8％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.9億円→10.2億円(前年同期は11.5億円)に47.4％増額し、減益率が39.8％減→11.2％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比5.2％増の5.4億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の15.5％→16.3％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　ＦＡ装置・制御装置・半導体製造装置等の工業機器、業務用プリンター等の産業機器、国内市場でのカーナビ等の車載機器向けの売上が高水準で推移していることから、通期連結業績予想を上記のとおり修正いたします。※上記の予想は現時点において入手可能な情報に基づいており、実際の業績は当社を取り巻く様々な要因により予想値と大きく異なる可能性があります。