英住宅市場と経済の低迷はポンドにとって懸念材料=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/02/01 01:35
 きょうの為替市場はNY時間に入ってドル売りの動きが優勢となっているものの、ポンドも弱い動きが見られている。ポンドドルは一時1.22ドル台に値を落とす場面も見られた。

 英インフレは依然として高水準が続いており、英中銀はもうしばらく利上げを続けざるを得ない状況のようだが、英経済の先行き、特に住宅市場の低迷を理由にポンドと英国債に否定的な見方が出ている。英インフレと賃金データは英中銀が今週の金融政策委員会(MPC)で政策金利を0.50%ポイント引き上げ、4.00%にすることを正当化する。しかし、それ以上の追加利上げは英住宅市場とそれに伴う英経済の崩壊リスクをはらんでいるという。

 そのため、ポンドに対しては弱気な見方を維持しており、英国債に対しては構造的な弱気スタンス(利回り上昇)を取っている。ただ、当面は英金利のポジションについては中立だとしている。

GBP/USD 1.2319 GBP/JPY 160.35 EUR/GBP 0.8816

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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