日住、前期経常を一転13%増益に上方修正、配当も5円増額

配信元:株探
投稿:2023/01/30 13:00
 日住サービス <8854> [東証S] が1月30日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。22年12月期の連結経常利益を従来予想の1億0700万円→1億4300万円(前の期は1億2700万円)に33.6%上方修正し、一転して12.6%増益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の1億0300万円→9000万円(前の期は8500万円)に12.6%下方修正し、増益率が21.2%増→5.9%増に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4800万円の赤字→1200万円の赤字(前年同期は2700万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→55円(前の期は50円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 売上高につきましては、不動産売上セグメントが堅調に推移したものの、工事売上セグメントにおいて住宅設備機器等の材料高による消費マインドの低下や住宅設備機器等の納期に時間を要したこと等により受注が低調になったこと、全社内構造改革を推進していることなどの影響により、前回予想から減少となる見込みであります。利益面につきましては、不動産売上セグメントにおける不動産販売事業が堅調に推移したこと、受取手数料セグメントにおける売買・賃貸の媒介事業が堅調に推移したこと、業務効率の見直しや販売費及び一般管理費の見直しに努めたことにより、営業利益、経常利益は、いずれも前回予想を上回る見込みとなりました。

 当社は、株主の皆様に対する収益還元を継続していくことを第一義とし、安定的な配当を実施しつつ、会社の業績や企業体質の強化、配当性向などを勘案し、総合的に株主利益の向上を図ることを基本的な方針としております。この方針に基づき、2022 年12 月期の期末配当金は1株につき50 円を予定しておりましたが、連結業績の営業利益、経常利益が前回予想を上回る見通しとなったことから、物価高等の社会情勢を鑑み、株主の皆様への配当による利益還元をより一層充実させるべく、1株につき50 円の普通配当に特別配当5 円を加えた55 円に修正(増配)することといたしました。なお、本件につきましては、2023 年3月開催の定時株主総会に付議させていただく予定であります。
配信元: 株探

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