ＨＣＳＨＤ、今期経常を一転58％減益に下方修正

　ＨＣＳホールディングス <4200> [東証Ｓ] が1月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の5億1600万円→2億円(前期は4億7100万円)に61.2％下方修正し、一転して57.5％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3億6200万円→4600万円(前年同期は2億9600万円)に87.3％減額し、一転して84.5％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想につきましては、情報サービス事業において、セールスフォース業務にてスキル転換等の人材育成が計画通りに進捗しなかったことや、OutSystems業務及びCO2排出量算定支援業務にてプロジェクト計画の変更・保留等が発生いたしました。ＥＲＰ事業においても、協力会社からの要員調達が計画通りに進捗しませんでした。したがいまして、当該２事業については、前年通期売上高を上回る見込みであるものの、第４四半期中の受注拡大は見込めないことから、今期計画は下回る見通しです。また、デジタルマーケティング事業におきましては、第３四半期後半からの主要取引先の方針変更により、取引が大幅に縮小し、第４四半期も引き続き取引縮小が見込まれることから、同事業は前年通期売上高及び今期計画を下回る見通しです。以上の結果、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益ともに、前期実績及び前回発表の今期予想を下回る見通しです。なお、今期配当予想につきましては、公表済の１株当たり期末配当17円50銭（中間配当10円、年間配当27円50銭）から変更はございません。（注）本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる結果となる場合があります。