◆ やや持ち直したが… - “128円台”中心
「インフレ・ピークアウト」を窺わせる米経済指標が今週に入って相次ぎましたが、昨日は“幾分強め”のものが目立ちました。
特に「新規失業保険申請件数」が“2022年9月以来最低(19.0万件)”が目立ち、米10年債利回りが“上昇(3.32%→3.42%)”する場面が見られました。
この影響から“ドル売り”は緩むなど、昨日のドル円は“下値の堅さ”が先行しました。
一方で『インフレ抑制に十分な金利水準を模索(ブレイナードFRB副議長)』と伝わっても、“上値の重さ”は引きずったままというのが実状といえます。
こうしてドル円は“緩やかに反発”こそしたものの、“上値の重さ”はそのままであり、“129円台”に到達することはありませんでした。
◆ 本日は「中国&米国の最終営業日」となるだけに…?
こうして昨日は値動きは“急減”となるなど、幾分“膠着度合い”を高めつつあるようにも見えます。
「壮大な往って来い+α」を演じた直後ということを踏まえれば、ある意味“当然”といえるかもしれません。
ただ本日は「春節前最後の営業日(中国)」であり、また「ブラックアウト前最後の営業日(米国)」でもあります。
昨日の動きがそのまま継続するとは限らない…?
基本的には米10年債利回りの動向を睨みつつ、“方向感定まらず”が継続すると見ますが、“ポジション調整”に関しては注意しておく必要がありそうです。
特に来月1日のFOMCに向けた“仕掛け的な動き(思惑の傾斜)”という“波乱含み”についても、頭の片隅にしっかりと残しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
130.048(日足・一目均衡表転換線、1/18高値後の61.8%戻し、大台、ピボットハイブレイクアウト)
129.953(週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値5:129.563(1/18高値後の50%戻し)
上値4:129.434(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:129.089(1/18高値後の38.2%戻し、-1σ、大台)
上値2:128.934(ピボット1stレジスタンス)
上値1:128.852(1/19高値)
前営業日終値:128.434
下値1:128.238(1/19安値後の押し目)
下値2:128.000(大台)
下値3:127.852(ピボット1stサポート)
下値4:127.770(1/19安値)
下値5:127.554(1/18安値)
127.226(1/16安値、21/1/6~22/10/21の50%押し水準、月足・一目均衡表基準線、ピボット2ndサポート)
127.000(大台、-2σ)
126.860(22/5/30安値)
126.770(ピボットローブレイクアウト)
《10:50》
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