◆ 乱高下(128円→131円→127円)
注目の日銀会合は“据え置き”となったことで、発表直後から“巻き戻し(円売り戻し)”が進行しました。
ただ“3円超(128.40円→131.572円)”の急騰劇は、そう長くは続きませんでした。
一巡後は“利益確定売り”が優勢になり、さらにNYタイムには「米インフレ・ピークアウト」を示唆する経済指標が相次いだからです。
「米利上げペース鈍化」への思惑は“利回り低下(米10年債:→3.36%)”を促すには十分であり、ドル円は日銀前水準を下回る“127.554円”へと売り込まれる場面が見られました。
もっともその後はやや値を戻し、“128円後半”にて昨日の取引を終えています。
◆ “昨日の余波”を期待する声は多いが…?
こうして「壮大な往って来い+α」を演じたドル円ですので、“その余波”を期待する向きも多いのは事実です。
ただこうした動きは、買い方/売り方共に“疲弊している”と見るのが自然ですので、積極的な売買は“手控えられる”という可能性が残ります。
そうなると“上下に振れる(揺れ動き)”ことはあっても、“方向感伴う”に発展する展開は期待薄といわざるを得ません。
本日も「いくつかの米経済指標」が予定されていますが、注目は「ユーロ圏(ラガルド総裁発言&ECB理事会議事要旨)」に移ると見るのが妥当でもあります。
“落ち着くか”についてはまだ微妙ですが、本日は“意外と膠着”という展開を想定したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
131.572(1/18高値)
131.256(20日移動平均線)
131.117(ピボット1stレジスタンス)
131.000(大台)
上値5:130.048(日足・一目均衡表転換線、1/18高値後の61.8%戻し、大台)
上値4:129.953(週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:129.563(1/18高値後の50%戻し)
上値2:129.301(-1σ)
上値1:129.089(1/18高値後の38.2%戻し、大台)
前営業日終値:128.880
下値1:128.415(1/18安値後の38.2%押し)
下値2:128.251(1/18安値後の50%押し)
下値3:128.086(1/18安値後の61.8%押し)
下値4:128.000(大台)
下値5:127.554(1/18安値)
127.292(-2σ)
127.226(1/16安値、21/1/6~22/10/21の50%押し水準、月足・一目均衡表基準線)
127.099(ピボット1stサポート)
127.000(大台)
126.860(22/5/30安値)
《10:55》
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