◆ やや“買い戻し”先行も、基本的には“膠着” - “132円前半”
『物価の安定を取り戻すまで、短期的に支持されない措置も必要』と述べるなど、
注目の「パウエルFRB議長発言」は“ややタカ派寄り”だったといえます。
一方で経済・金融政策見通しについて“踏み込んだ発言”が見られなかったこともあり、マーケットは比較的落ち着いたものとなりました。
このため“米雇用統計後の下落分”に対する調整が先行したものの、値幅そのものは“限定的”であり、戻りは“132.383円”に留まっています。
◆ 特に本日は“動きづらい”が基本…?
こうしてマーケットの関心は「米CPI(12日)」へとすでに移行してしまった印象があるだけに、本日に関しては“動きづらい(膠着)”と見るのが妥当といえそうです。
ただ「東京都区部CPI(コア)」が“40年ぶりの高水準(前年比+4.0%)”を見せたことから、さらなる「日銀金融政策変更」との思惑が台頭しないとも限りません。
そうなると“円買い”に傾きやすくなり、少なくとも“円売り”が増長する展開は抑制される可能性が否めないところです。
「米CPI」への期待感もあり、目先は“金利選好→ドル買い”が促されやすい状況とはいえそうです。
それでも“上値の重さ”を意識しながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
134.765(1/6高値)
133.948(1/6~1/9の76.4%戻し、大台)
133.843(日足・一目均衡表基準線)
133.753(ピボットハイブレイクアウト)
133.443(1/6~1/9の61.8%戻し)
上値5:133.083(20日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:133.000(大台、1/6~1/9の50%戻し)
上値3:132.848(50週移動平均線)
上値2:132.655(1/9高値、1/6~1/9の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:132.475(1/10高値)
前営業日終値:132.228
下値1:132.136(日足・一目均衡表転換線)
下値2:132.000(大台)
下値3:131.589(ピボット1stサポート)
下値4:131.393(1/10安値)
下値5:131.305(1/9安値)
131.210(-1σ)
131.000(大台、ピボット2ndサポート)
130.747(1/3~1/6の76.4%押し)
130.507(ピボットローブレイクアウト)
130.000(大台)
129.933(1/4安値)
129.661(週足・一目均衡表先行スパン上限)
《10:20》
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