三井不は急落、YCC上限引き上げ後の金利上昇圧力を意識し不動産株を敬遠◇
三井不動産<8801.T>は後場に急落した。日銀がこの日まで開いた金融政策決定会合で、イールドカーブ・コントロール(YCC)の変動許容幅の上限について、これまでのプラス0.25%程度からプラス0.5%程度に引き上げた。これを受け、円債市場で長期金利は一時0.46%台に急上昇。低金利環境が業績の追い風となる不動産株への売りを促したようだ。住友不動産<8830.T>や三菱地所<8802.T>も大幅安となっている。
日銀は債券市場の機能低下を受け、YCCの変動許容幅の修正に踏み切った。一方、国債買い入れ額については月9兆円程度に増額し、長期金利の上昇に歯止めをかけられやすくした。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
日銀は債券市場の機能低下を受け、YCCの変動許容幅の修正に踏み切った。一方、国債買い入れ額については月9兆円程度に増額し、長期金利の上昇に歯止めをかけられやすくした。
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