パ・システム、今期経常を37%下方修正

配信元:株探
投稿:2022/12/19 15:00
 パシフィックシステム <3847> [東証S] が12月19日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の7.4億円→4.6億円(前期は7.7億円)に37.2%下方修正し、減益率が3.9%減→39.7%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.3億円→3.5億円(前年同期は5億円)に43.5%減額し、一転して28.2%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.特別損失(訴訟関連損失)の内容当社及び得意先は、得意先が当社製品を組込み・納入した機械に関連して、生産物賠償責任保険契約に基づいて保険金を支払ったとして、2018 年8月30 日付で保険会社である東京海上日動火災保険株式会社より保険代位による求償金263,273 千円の支払いを求める訴訟を提起されておりました。当社と致しましては、本請求にかかる支払い義務はないものと確信し、裁判ではその旨を主張し争っておりましたが、この度、裁判所から和解勧告がなされ、訴訟の長期化による当社の事業に与える影響等も踏まえ、総合的に検討した結果、訴訟の早期かつ円満な解決を目的として、東京海上日動火災保険株式会社との和解を受け入れることとしました。これに伴い、当期において和解金80,000 千円に訴訟関連費用2,400 千円を加えた82,400 千円を訴訟関連損失として特別損失に計上致します。2.2023 年3月期通期連結業績予想数値の修正(2022 年4月1日~2023 年3月31 日)上記1に記載の通り2023 年3月期第3四半期にて特別損失(訴訟関連損失)を計上したことに加え、第2四半期までに発生していた不採算案件について改善に向けて進めていたものの更に納期が遅れる見通しとなったこと、資源高を背景とした顧客の大型設備投資が延期となったことにより、収益改善が厳しい状況となりました。これらの要因から、2023 年3月期の連結業績予想において前回公表した予想から下回ることとなりましたので、上記の通り修正しましたことをお知らせいたします。なお、配当予想に変更はありません。(注)業績予想につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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