◆ 「米PPI」では上振れたが…? - “揺れ動き”変わらず
依然として“神経質な揺れ動き”が続いています。
米10年債利回りが“緩やかに低下(3.48%→3.45%)”したこともあり、先週末はNYタイムにかけて“135.603円”へと値を落とす場面が見られました。
しかし“予想より強め(+7.4%/コアは+6.2%)”となった米PPIを背景に、「米インフレ・ピークアウト観測」がにわかに後退しました。
この影響から米10年債利回りは“再上昇(→3.59%)”し、つれてドル円も“反発(→136.894円)”しています。
◆ 本日は「目ぼしい米経済指標」不在、明日の「米CPI」にしても…?
こうしていわゆる“往って来い”を見せたドル円ですが、“方向感定まらず”はまだ続いている模様です。
「米インフレ・ピークアウト」は明らかであり、「米利上げペース鈍化」そのものが変わることはないと見られます。
しかしながらマーケットの関心が「利上げの長期化(いわゆるターミナルレート)」に向かっている以上、“ドル売り”を囃すのは早計といわざるを得ない…?
明日には「米CPI(予想は+7.3%/コアは+6.1%)」も予定されますが、“驚くほど強め(サプライズ)にはならない”というのが個人的な見解です。
つまり本日も“決定打はない”と見られる中、明後日にはいよいよ注目の「FOMC」を控えています。
相変わらずの“方向感定まらず”を想定しつつ、輪をかけた“神経質な揺れ動き”には、やはり警戒しておきたいところです。
“レンジの範囲内”を脱却することは、やはり難しいと考えながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
138.927(11/22~12/2の61.8%戻し)
138.419(ピボットハイブレイクアウト)
138.303(20日移動平均線)
138.083(12/1高値、大台)
137.861(12/7高値、11/22~12/2の50%戻し)
137.656(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:137.236(12/8高値)
上値4:137.128(ピボット1stレジスタンス)
上値3:137.000(大台)
上値2:136.894(12/9高値)
上値1:136.751(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:136.599
下値1:136.398(-1σ)
下値2:136.000(大台)
下値3:135.837(ピボット1stサポート)
下値4:135.737(12/2~12/7の50%押し)
下値5:135.603(12/9安値)
135.294(12/2~12/7の61.8%押し)
135.165(200日移動平均線)
135.075(ピボット2ndサポート)
135.000(大台)
134.545(ピボットローブレイクアウト)
134.419(-2σ)
《10:45》
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