東京株式(大引け)=199円安、米株安でリスク回避の流れも個別株物色は活発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/12/07 15:49
東京株式(大引け)=199円安、米株安でリスク回避の流れも個別株物色は活発  7日の東京株式市場は前日の米株市場が大きく売りに押されたこともあり、日経平均株価は下値を試す展開となった。ただ、売り一巡後は下げ渋っている。

 大引けの日経平均株価は前営業日比199円47銭安の2万7686円40銭と3日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は10億4570万株、売買代金概算は2兆6361億円。値上がり銘柄数は1049、対して値下がり銘柄数は686、変わらずは101銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝方からリスク回避ムードが強く、寄り後早々に240円程度の下げに見舞われたが、その後は下値抵抗力を発揮した。前日の米国株市場では主要株価指数が揃って下落し、NYダウの下げ幅は一時500ドルを上回り、前々日と合計した下げ幅が1000ドルを超える場面もあった。引き続きFRBによる金融引き締めが長期化することへの警戒感が買いを手控えさせている。半導体関連株などの下げが顕著で、東京市場でもこの流れを引き継ぐ格好で同関連の値がさ株などに売りがかさんだ。ただ、外国為替市場で急速に円安が進んだことで、これが全体相場の下支え材料となった。個別株の物色意欲は旺盛で、中小型のテーマ株には全体に逆行して値を飛ばすものも散見された。なお、値上がり銘柄数が値下がり数を上回っている。

 個別では、3000億円近い断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920.T>が大きく値を下げ、売買代金2位の東京エレクトロン<8035.T>も売られた。ファーストリテイリング<9983.T>の下げも目立った。メルカリ<4385.T>が安く、日本電産<6594.T>も軟調。テモナ<3985.T>新日本科学<2395.T>が大幅安、ソシオネクスト<6526.T>なども大きく下値を探る展開に。イビデン<4062.T>新光電気工業<6967.T>なども安い。

 半面、ソフトバンクグループ<9984.T>がしっかり、ダブル・スコープ<6619.T>が商いを伴い上昇したほか、東邦チタニウム<5727.T>大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>なども買われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが堅調。資生堂<4911.T>も買いが優勢だった。SMN<6185.T>が値上がり率トップに買われ、アイスタイル<3660.T>も物色人気。ジェイテックコーポレーション<3446.T>FIG<4392.T>が大幅高となり、ブイキューブ<3681.T>も高い。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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