◆ “さらなる下値追い”先行も… - 結局“139円”付近
昨日は前半と後半とで、動きがガラッと変わる展開でした。
まず前半を揺れ動かした要因は、「中国発のリスク回避」と「実需フロー」でした。
特に「スポット取引の月内最終応当日」ということもあり、“後者(輸出企業のドル売り)”が目立ちました。
こうしてドル円は“137.490円”へと押し下げられたわけですが、その後のマーケットを席巻したのは「米利上げペース鈍化」の“巻き戻し”でした。
『金融引き締めの一時停止は近くない(メスター・クリーブランド連銀総裁)』
『市場は積極的な米利上げの可能性を過小評価(ブラード・セントルイス連銀総裁)』
『一段の金融引き締めが必要(ウィリアムズNY連銀総裁)』
いわゆる“タカ派発言”にて巻き戻され始めると、“139円ライン”へと押し戻されて昨日の取引を終えています。
◆ 昨日の動きからいえるのは「方向感はまだ定まっていない」…?
いわゆる“往って来い”の様相を示したわけですが、このことからいえるのは「方向感はまだ定まっていない」と見るのが自然な状況といえます。
特に今週は「主要イベント」が目白押しとなっていますので、昨日記した“不意の反転”に陥りやすいのが実状といえます。
そう考えると“揺れ動く”が今後も基本路線となり、本日も“同様の展開”を想定するのが自然ということになってきます。
昨日の動意を踏まえれば、まずは“もう一段の上値追い”を想定すべきところでしょう。
それでも引き続き“不意の反転”には注意をしつつ、“一方向への動意”は期待しすぎないようにしたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
141.607(11/23高値、ピボットハイブレイクアウト)
141.226(100日移動平均線、週足・一目均衡表基準線)
140.969(20週移動平均線、大台)
140.526(ピボット2ndレジスタンス)
140.409(11/22~11/28の61.8%戻し)
140.000(大台)
139.717(ピボット1stレジスタンス)
上値5:139.852(11/22~11/28の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値4:139.592(11/25高値)
上値3:139.413(11/28高値)
上値2:139.295(11/22~11/28の38.2%戻し)
上値1:139.000(大台)
前営業日終値:138.907
下値1:138.599(-1σ、11/28安値後の38.2%押し)
下値2:138.420(11/28安値後の50%押し)
下値3:138.200(11/28安値後の61.8%押し)
下値4:138.000(大台)
下値5:137.929(11/28安値後の76.4%押し)
137.794(ピボット1stサポート)
137.490(11/28安値)
137.000(大台)
136.680(ピボット2ndサポート)
136.171(8/24安値、8/26安値)
136.000(大台)
135.814(8/23安値、ピボットローブレイクアウト)
《10:30》
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