ホットリンク、今期最終を一転30％増益に上方修正・最高益更新へ

　ホットリンク <3680> [東証Ｇ] が11月11日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終利益は前年同期比87.2％減の0.7億円に大きく落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の0.9億円→9.9億円(前期は7.6億円)に10倍上方修正し、一転して30.5％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終利益も従来予想の1.4億円→10.4億円(前年同期は5.8億円)に7.2倍増額し、一転して77.8％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比68.8％減の1.1億円に大きく落ち込んだが、売上営業利益率は前年同期の5.5％→5.9％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高は、期初の予想に比べ、△677百万円（△8.5%）の見通しとなりました。これは、トレンドExpressが連結対象外となる12月の売上が計上されないことに加え、円安・物価高を背景に顧客が販管費抑制姿勢を強めていることから、SNSマーケティング支援事業への影響を勘案したものです。営業利益は、トレンドExpressの株式譲渡益724百万円と一部継続保有するトレンドExpress株式の再評価に伴う評価益318百万円を計上したことに加え、DaaS事業における大手顧客への値上げと円安効果により、期初を大幅に超える1,237百万円（+668.5%）となり、税引前利益は1,102百万円（+685.4%）、当期利益は1,013百万円（+772.6%）の見通しとなりました。10月18日の決議内容に関する詳細は、10月18日に適時開示しております「連結子会社の異動及び商号変更に関するお知らせ」をご参照ください。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいております。実際の業績は、 様々な要因により予想数値とは異なる結果となる可能性があります。