盟和産、今期経常を一転36％減益に下方修正

　盟和産業 <7284> [東証Ｓ] が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は2億5100万円の赤字(前年同期は1億6200万円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の3億5000万円→1億4000万円(前期は2億2000万円)に60.0％下方修正し、一転して36.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比6.7倍の3億9100万円に急拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は9200万円の赤字(前年同期は1300万円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の0.2％→-0.5％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年3月期の通期業績予想につきましては、半導体の供給課題解消の遅れや中国の都市封鎖による生産調整等、部品供給制約の影響が長引き、通期の自動車生産が伸び悩む見通しとなったことから、売上高は前回発表予想を下回る見通しであります。　損益面につきましても、自動車の生産調整による受注減少に加えて、原材料価格やエネルギーコストの高騰の影響を受け、原価低減や販売価格の見直し等による挽回に取組んでいるものの利益は前回発表予想を下回る見通しであります。（注）上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報から得られた判断に基づいており、実際の業績は、様々な要因により記載の予想数値とは異なる可能性があります。