ハーモニック、今期経常を13％下方修正、配当も1円減額

　ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> [東証Ｓ] が11月8日大引け後(15:30)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比38.1％増の49.2億円に拡大した。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の130億円→113億円(前期は91億円)に13.1％下方修正し、増益率が42.7％増→24.1％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比15.0％増の63.7億円に伸びる計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の29円→28円(前期は21円)に減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比41.4％増の26.2億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の12.1％→14.2％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、業績に応じた利益配分を行うことを基本的な方針としており、連結配当性向30％を目処としております。当期につきましては、本日公表いたしました「2023年3月期 第2四半期決算短信」に記載の業績予想修正に伴い、1株当たり期末配当予想を前回予想の18円から17円に修正することにいたしました。これにより、2023年3月期の年間配当予想は、１株当たり28円となります。