飯野海、今期経常を34％上方修正・15期ぶり最高益、配当も13円増額

　飯野海運 <9119> [東証Ｐ] が11月4日後場(14:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比7.7倍の118億円に急拡大し、従来予想の80億円を上回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の121億円→162億円(前期は94.3億円)に33.9％上方修正し、増益率が28.3％増→71.8％増に拡大し、15期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比44.7％減の43.6億円に落ち込む計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→53円(前期は36円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比19倍の67.3億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.8％→16.9％に急改善した。

株探ニュース