大紀ア、今期経常を14％下方修正、配当は10円増額

　大紀アルミニウム工業所 <5702> [東証Ｐ] が10月31日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の170億円→147億円(前期は206億円)に13.8％下方修正し、減益率が17.4％減→28.8％減に拡大する見通しとなった。
　ただ、4-9月期(上期)の連結経常利益は従来予想の88.2億円→109億円(前年同期は99.9億円)に23.8％上方修正し、一転して9.3％増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の60円→70円(前期は60円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期第２四半期（累計）の連結及び個別業績は、個別の販売数量及び販売価格が低下し、売上高が予想を下回りました。一方、製品と原料の価格差が拡大し、売上総利益が予想を上回ったことから前回予想数値を修正するものであります。また、2023年３月期通期の連結及び個別業績は、第３四半期において、連結の海外拠点子会社における製品と原料の価格差が縮小し、売上総利益が減少する見込みとなることから前回予想数値を修正するものであります。　※上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、不確定な要素を含んでおります。実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

　　当社は、2022年11月23日をもちまして、創業100周年を迎えることとなります。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位の長きにわたるご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、株主の皆様の日頃のご支援に感謝の意を表するため、2023年３月期の期末配当において１株当たり10円の記念配当を実施することといたします。これにより2023年 ３月期の期末配当は、普通配当30円と合わせ40円となります。また、年間配当は中間配当30円と合わせ１株当たり70円となる見込みです。